『ゼイリブ』を観たんだ【映画】ジョン・カーペンター監督、ロディ・パイパー出演、エイリアンによるサブリミナル侵略SFスリラー



逃げろー、資本主義が攻めてくる~。

でも逃げ場はない~。

世の中お金っていう拝金思想を皮肉ったSF。

ジョン・カーペンター監督の映画で

けっこうカルト人気あるやつですね。

猛烈な不況の風が吹く時代。

仕事も住むところもなく流れてきた主人公。

なんとか仕事にありついて

教会前の炊き出しで日々凌ぐのだが、

教会に集まって

何やらよくわからないことをしてる連中がいて

そいつらが警察の手入れで一掃されて

残った段ボールに黒いサングラスがあって

それをかけて街を見渡すと

看板や雑誌は服従しろや消費しろと

サブリミナルメッセージが埋め込まれてて、

人間の中にも骸骨の化け物に見えるやつがいるのがわかる。

気づかない間にエイリアンにこの世は支配されていた。

エイリアンとエイリアンに協力する人間が

私腹をこやすために

人々を洗脳していたのだ。

その日暮らしに困る人間がいる一方で

今年の投資リターンは30%越えてますと

お金を増やす人間もいる。

その差はどこからくるのか。

それをエイリアンの侵略ものとして

エンタメにして見せてくれるって感じです。

そこが面白い。

映画としてはそんなでもないです。

とくにすごいアクションがあるわけでもない。

ストーリーの展開もゆっくりで

これといってサスペンスがあるわけでもない。

でもユーモアきいてるからおもしろい。

あのさ、サングラスかけろかけないで

主人公と相棒が殴り合いするんすけど、

長くないか?

これかけたらわかる、いや、俺はかけないで

ノックダウンからの

立ち上がってまた殴り合うみたいなくだりを

3回ぐらい繰り返します。

主人公の俳優はプロレスラーらしくて

バックドロップみたいな技を使ったりします。

あと、逃げるときに道連れにした女の家で

後ろから殴られて窓を突き破って

斜面を落ちていく主人公が

かすり傷ですんでるのが笑えた。

プロレスラーみたいな屈強な男がよ、

女に後ろから瓶かなんかで頭殴られただけで

なぜかものすごい勢いで窓を突き破って落下。

窓の外はすごい斜面で下までけっこうな距離あるのに

落ちてもたいしたケガなくて生きてるって。

ユーモアあるなあ。

そのあと女と再会して

死んだと思ったわ、俺もそう思ったとかいう会話してんのも笑えました。

ユーモアありますね。

エイリアンの侵略が経済的な侵略っていうのがいいですよね。

人間を搾取して儲けるエイリアン。

エイリアンと手を組んで儲ける人間もいる。

すべてはビジネスなんだよ、

儲ける側になんなきゃ損だろってことで

人類を裏切るやつらが大勢いる。

あのテレビ局勤務の女なんかあっさりと寝返ってるもんなあ。

また無表情でとくに感情の葛藤とか一切ないのがいい。

世の中、お金、儲ける側に回るのが当然だろ?みたいな。

この映画見ると主人公側に感情移入あんまできないんすよねえ。

あの状況でレジスタンスで戦うのは意味あんのかなみたいな。

最後、エイリアンの電波塔を破壊して

真実の姿を世に知らしめて

主人公は死んじゃうんすけど

エイリアンの協力者になって

リッチな生活したほうが幸せなんじゃないのかと思ってしまう。

この世界から逃れるには

死ぬしかないみたいな強烈な皮肉。

コロナショックでダウも日経平均株価もだだすべりとか

オリンピック中止になるとかならんとか、

パンデミックで世界恐慌だとかなんだとか、

これ、強制的にサングラスかけられてるみたいなもんですね。

トランプ大統領で米株爆上げ、

アベノミスクで日本株爆上げ、

なんだか知らないけどあがってるから

自分は全然儲けてないし

生活よくならないけどぬるま湯ムードだから

まあいいかみたいな世界が

突然、現実が見えるサングラス強制着用で

世界の真実が見えるとみんな一斉に売り。

どっちがいいのか。

マトリックスにつながれてるほうが幸せなのか、

現実を知ったほうが幸せなのか。

まあ、現実は映画じゃないので

いつも辛いもんだけどね。

こういうときでもエイリアン側の人間は

事前にこうなるって通知されてるから

痛くも痒くもないんすかね。

いやあ、また儲かりましたよ、エイリアン様様ですよみたいな。

ウォーレン・バフェットは暴落の前に

ほとんど現金に換えてたらしいし、

どっかのファンドの人は売りポジションを

めちゃくちゃ積み上げてたとかいうし。

世界が焼け野原になったとき大儲けするんだろなあ。

うわー、サングラスいらないからエイリアン紹介してほしいよ。

ゼイリブ予告編

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