『ゴルゴ13』を観たんだ【映画】高倉健がデューク東郷を演じた海外オールロケアクションムービー



高倉健のイラン旅行。

漫画のゴルゴ13を高倉健さん主演で映画化したもの。

いやー、非常に惜しい映画でした。

ゴルゴ13っぽいムードはあります。

全編、イランで撮影してるみたいで

登場人物が高倉健以外全員外国人なんすけど、

声優が吹き替えしててみんな日本語をしゃべります。

刑事役の声優はルパン三世の山田康雄だし。

これはなかなかマンガのゴルゴっぽい雰囲気になっててよかった。

外国語喋らせて日本語字幕つけるより、

吹き替えで日本語喋らせたほうがマンガっぽいムードになるから。

マンガでもイランとか中東が舞台になる話が多いから

外人の顔つきとかマンガでよく見る雰囲気になってて

そこはゴルゴっぽくてよかったっすね。

あと高倉健の見た目ですね。

目つきの鋭さが足りないけど、背格好はまさにゴルゴ13そのもの。

イランの町を歩いてる健さんはゴルゴっぽくてよかった。

でも演技はいつものギャング映画に出てくる健さんなので

いやー、もうちょっとゴルゴっぽい演技してほしかったですね。

見た目はゴルゴっぽいのに、動きが全然ゴルゴっぽくない。

もっとどっしりと構えて、

無表情で動かない感じで演技してくれたよかったのに

いつもの任侠ものの高倉健になってんの。

ストーリーも最初はゴルゴっぽい感じでいいんすよ。

ゴルゴでよくある感じのストーリー展開なんすけど、

話の進み方にスピード感がまるでありません。

のろのろと進んだのか進んでないのかよくわからない感じで

だらだらしてて緊張感ありません。

ゴルゴ13といえば、不可能に思える暗殺を依頼されて

不可能な狙撃で成功させるアクションサスペンスじゃないすか。

依頼主との接触があって、

狙撃のための準備があって

それを阻止しようとする敵の工作の上を行く狙撃をして

暗殺を成功させるっていう流れ。

それがマンガだとけっこうコンパクトにテンポよく進んでいくから

面白いわけなんすけど、この映画では間延びしちゃってます。

それに標的が女たちを拉致してる意味がよくわからない。

依頼者はなぜゴルゴ13に依頼したのかよくわからない。

さっさと狙撃しない高倉健もよくわからない。

これはお話がちゃんとできてない感じです。

出演者と舞台はいいのに物語がつまんないから失敗してるって感じです。

狙撃の見せ方も全然よくないんすよ。

何回か狙撃するシーンがあるんすけど、

よかったのは鳥籠を撃つところだけですかねえ。

敵が外でお茶してるんすけど、

影武者が大勢いてどれが本人かわからない。

そこでゴルゴは鳥籠を撃って鳥を外に出すんすよ。

その鳥は標的の男が可愛がってる鳥で

いつも肩にのっけてるんすよ。

それで鳥がぴょこぴょこぴょこって本物の肩に乗って

あいつが本物だってわかって狙撃しようとするんだけど

手下どもに居場所を感づかれて狙撃できずみたいな。

失敗かーい!

もうあそこで成功でよかったんじゃないかなあみたいな。

それぐらいだらだら間延びしてました。

結局、高倉健がイランを旅してる映画であって

ゴルゴ13映画としては物足りない感じですね。

ゴルゴ13予告編

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