『紳士は金髪がお好き』を観た【映画】マリリン・モンロー、ジェーン・ラッセル出演によるミュージカルコメディ



マリリン・モンローって

とんでもなく技巧派の演技派女優だったのか。

どこをどう切り取っても

すべての瞬間がマリリン・モンロー。

視線から口の動きから

腕や指先、腰のクネクネ、立ち姿すべての動きが

コントロールされて意味のある動きになってる。

隙がまるでない。

役の金髪美女を120%演じ切る。

本人もこういう人なんだろなと

観客に思わせるレベルの濃密な演技なんすよねえ。

ここまでの精密な動きの制御を

マリリンは意図的にやってんすかねえ。

演技で役作りで作り上げたとしたらすごい。

自分の姿を客観視できて冷静に分析できないとできない。

天然でこれができてたとしてもすごいんすけど

これは自然にできることじゃないと思うので

すごく演技を研究してたんだろなあ。

なんか美空ひばりとかぶって見えたなあ。

美空ひばりの歌も超絶技巧で

すべてがコントロールされたもので

隙がまったくなくて

どこをどう切り取っても美空ひばり。

それとマリリン・モンローの演技は同じに感じたなあ。

モンローの作りこまれた演技がすごすぎて

役をこえて本人がそういう人に見える。

マリリン・モンローの動きに目が離せない。

まあ、マリリン・モンロー単独主演じゃないんすけどね。

ジェーン・ラッセルとのダブル主演。

ジェーン・ラッセルもマリリン・モンローとは

まったくタイプが違っていいんすよ。

ちょっととっぽいタイプ。

ここまではっきりキャラの違いがあると

対比がすごくきいていて面白いです。

これで二人がいがみ合ってるわけじゃなくて

親友でお互いを尊重しあってるっていうのがいいじゃないすか。

まったく考えは違うけど、

それが友情には影響しないっていうのがね。

マリリンはまず何はともあれお金が大事。

お金の心配をしていたら、

愛することに全力投球できないでしょっていうね。

ジェーンのほうは、お金は関係なしで

とにかく刺激的ないい男であるかどうか。

お互いがお互いの考えはおかしいと思ってて

仲悪くなりそうなもんなんだけど

二人はそんなことよりもっと深いとこで

信頼しあってる親友なのです。

貧乏な田舎町から出てきて

ナイトクラブの人気ショーダンサーとしてのし上がった。

一緒にやってきた戦友みたいな感じなんでしょうか。

男をめぐってなんやかんやとありまして

最後はお互いいい男と結ばれてハッピーてな感じです。

「ダイアモンドは女にとって最高の友達」でしたっけ。

あれが最高なんすよねえ。

男どもを従えて歌うマリリン・モンローがかっこいい。

男は女が若くなくなると見向きもしなくなるけれど

ダイアモンドはかわらないから最高の友達だみたいなの。

同じ歌をジェーン・ラッセルが

裁判所で歌い踊るところもおもしろいです。

このときのジェーンはマリリンのふりして

身代わりに裁判をうけてる

という設定なのでマリリン・モンローのモノマネとかしてて笑えます。

ジェーン・ラッセルもなかなか芸達者ですね。

まあでもマリリン・モンローの魅力が満載の映画でしたねえ。

マリリンがお金が大事っていうのも、

なるほどそれはそうだなって思っちゃう。

彼女は正直で素直なだけなので、嫌みがない。

ティアラが素敵と思ったから欲しがる。

息子との結婚に反対する父親に、

あなたに娘がいたとしたら、

貧乏な男と結婚するといわれたら反対するけど、

大金持ちと結婚するといったら祝福するでしょう、

だからわたしの結婚を認めてって説得する。

あはっ、なるほどなあって一瞬思っちゃうけど、

いや、あんたわしの娘じゃないだろみたいな。

いやー、なんか男として夢見る理想の女性みたいなのを

体現してしまったマリリン・モンローの演技力に脱帽ですね。

紳士は金髪がお好きプレビュー

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