『北海の暴れ竜』を観たんだ【映画】梅宮辰夫主演、深作欣二監督による漁港を舞台にした東映ヤクザもの



漁業ヤクザ映画。

北海道の漁港を舞台にした任侠映画です。

監督は深作欣二、主演は梅宮辰夫。

梅宮辰夫は網元の息子。

家を飛び出して放浪してたんすけど、

ふらっと故郷に帰ってきたらオヤジは死んでて

港は新興ヤクザに支配されていた。

漁師たちはヤクザに搾取されていたぶられている。

ヤクザがオヤジを殺して魚の卸を

ヤクザが牛耳ってしまったからです。

まあそれで梅宮辰夫が復讐の戦いを始めるって感じの話です。

任侠映画の王道的ストーリー。

この時代の映画は役者の灰汁が強いっすねえ。

梅宮辰夫のブイブイいわしてる感が

映画の役じゃなくてほんとに普段こんな感じなんだろなっていうね。

イケイケのムード。

演技じゃなくてほんとやないかみたいな。

室田日出男はいつものように目が完全にいっちゃってるし。

ライフルをぶっ放す危ないやつの役なんすけど、

ほんとに目がきまっちゃってるので

これって演技なんすかみたいな異様な迫力。

ヤクザの用心棒は子犬のコロをかわいがる高城丈二。

こいつが俺の舎弟だとかいって子犬をかわいがるニヒルガイ。

子犬も顔をペロペロなめてなついてます。

主演と敵役にこんだけキャラが濃い人がそろってると

もうそれだけで映画は成立です。

細かいことはいいんだよっていう力技。

ただ梅宮辰夫が暴れるんじゃなくて、

漁師たちが奮起するのを待つっていうのがいいじゃないすか。

任侠ものの耐えるという要素もちゃんとある。

漁師ら海の男なんて荒くれものなんすよ、もともと。

網元の梅宮辰夫たちの背中には竜の刺青が入ってる。

そんなやつらが銃を一丁もってるだけのヤクザたちの脅しに屈している。

自分一人が暴れたところでどうにもならんと思った梅宮辰夫は

海の男たちが奮起するのをじっと待つ。

なかなか奮起しない漁師たち。

そして我慢に我慢を重ねて最後、爆発です。

漁師たちはヤクザの制止をふりきって漁に出る。

梅宮辰夫たちはヤクザに殴り込みをかける。

子犬のコロを殺された高城丈二も合流。

なぜか高城丈二の背中にも竜の彫り物が……。

任侠ものの王道的展開っすね。

耐えて耐えて最後爆発。

最後は日本刀振り回して成敗。

最後の抗争の終わり方もいいんすよ。

室田日出男を討ち取って

次はヤクザの組長の安部徹をたたっ斬ろうとする梅宮辰夫だが

息子の室田日出男の死体に泣き叫びながら抱きつく安部の姿を見て

刀を収める。

敵にも親と子の愛情があるのを見てほだされるっていうかねえ。

決着はこれでもうついたからこれ以上はしなくていいっていうね。

勝ち負けよりも人情。

やっぱ任侠ものはこういう人情を感じさせる描写が重要ですね。

ただドス振り回してもダメなんだなあ。

北海の暴れ竜予告編

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