『ビブリア古書堂の事件手帖』を観たんだ【映画】三上延による小説を黒木華、野村周平で映画化!



よくわからない……。

古書堂っていうだけに古本マニアの話だったんすけど、

何がなんだかよくわからない。

黒木華が古書の店主で人より本が好きな性格。

野村周平は子供のころに本をいじって

おばあちゃんに激怒されてから本が読めなくなったとかいう

変なトラウマをもった青年。

あんなんで活字恐怖になるって嘘だろ。

なるとしたらおばあちゃん恐怖症だろ。

いやー、俺ってばあちゃんに怒られて

本読めなくなったんすよねえって

本を読まないだけなのを

ばあちゃんのせいにしてるだけに見えた。

おばあちゃんが死んで激怒事件のもとになった

夏目漱石の「それから」に謎の署名と

黒木華の店の栞の値札があったことから

ビブリア古書堂を訪ねたことでバイトすることになって

なんやかやあるっていう話です。

おばあちゃんの若いときの秘められた恋のサスペンスと

現在進行する太宰治の「晩年」の初版本をめぐるサスペンスが

交互に展開していく感じです。

で、最後、結局、なんだったんだろ?みたいな。

探偵がいないので、ことこまかに事件の顛末を

解説してくれないのでよくわかりません。

黒木華が探偵役なんすけど

人間に興味がないので、

本にまつわるこんなことがあったと

わかっても言葉少なでちゃんと語ってくれません。

野村周平は、車に乗ってバイクで追いかけてくる犯人から

逃げるのになせかいきどまりの堤防に向かって

車を走らせるようなおっちょこちょいなので

事件をすっきりわかりやすく解説してくれません。

300万円越えするような稀覯本を、俺が守ってみせますよと

安請け合いしてすぐに強奪されるような

うかつすぎるやつでもあります。

普通、300万円のものを軽々しく預かれるもんなのかなあ。

しかも、偽物を渡されていたとわかって怒り出すとか。

まったくもって奇々怪々なのだが、

事件のあと黒木華と野村周平はなんか心が通じ合ったみたいな

いい感じになって終わる。

どういうことなんだ。

ちぐはぐなやりとりが続いただけに見えたのに

事件を通してちょっと距離縮まったみたいになってんの。

あれだったら普通もっと距離遠くなりそうだけど。

なんかもっとはっきりと古書探偵ものみたいな作りにして

黒木華が謎をちゃんと解説してほしかったですねえ。

始まりはそんな感じなんだけど、

最初だけなんすよねえ、なぜか。

野村周平がワトソン役で、本に愛着がまったくないがゆえに

おもしろいところに気が付くみたいな感じで

知らずに大事なヒントを出して

黒木華の眼鏡がキラリみたいな。

そういうべたなやつでよかったと思うんすけど。

あと犯人がなあ。

もう最初から、俺、犯人で~す!って

感じで出てくるのがどうなんだみたいな。

あんだけあやしげにキャラ濃い感じででてきたのに

結局、最後何がなんだかよくわかんないんだから困ったものです。

あいつ何がしたかったん?

普通に売ってくれるように

交渉した方がよかったんちゃう?

劇団員を雇って変な小芝居した意味がよくわからない。

そこらへんを探偵がちゃんと最後にまとめて解説してくれたいいのに

してくれない。

べたな探偵ミステリものの要素がそろってるのに

あえてそこをはずして作ったみたいな感じの映画でした。

うーん、あえてというか昔の恋愛の部分を

膨らませて描いたはいいけど

現代の事件との関連のほうの描写が

薄くなってしまったというか。

それにおばあちゃんの秘密のコイバナって、

ただの浮気じゃないか!みたいな。

東出昌大と夏帆がなんかいい感じの悲恋みたいな空気だしてましたけど

小説家になりたい病の金持ちのボンボンの太宰治ごっこと

定食屋の人妻の浮気でしかない。

見ててなんか暗いし、しょうもないしで、きつかったなあ。

ほんと暗い。

オタクが知識をひけらかして長話して

うんうん、そうなんだ、すごいねって

聞いてもらえてうかれてるだけだし、

女のほうは、定食屋の平凡な毎日の

くりかえしに疲れてるときに

文学とか語っちゃう毛色の違う珍しい男がやってきて、

刺激的に思えて話聞いてるうちに

太宰治ごっこにいつのまにか参加してたってだけ。

恋とかいっても、

もうお先真っ暗なのが見え見えのやつなので

見てて辛すぎる。

ここになんかただの浮気じゃない要素があったら

まだ見れたのに

そういうのもないんだからどうなんだろうなみたいな。

夫からDVされてるとかさ。

そういうのないんだもんなあ。

恋でもなんでもないいっときごっこ遊びを

死ぬまで大事な思い出として大切にし続けていたばあちゃん。

そんなもんを心の支えにして

毎日毎日カツ丼を運んでいたと思うと

なんだか泣けてくる。

ビブリア古書堂の事件手帖予告編

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