『暗黒街大通り』を観たんだ【映画】高倉健、梅宮辰夫、待田京介出演、裏社会でのしあがろうとして散っていく三兄弟を描いた井上梅次監督によるギャングムービー



3兄弟の野望敗れて物悲し。

高倉健のヤクザ映画です。

任侠タイプのヤクザじゃなくて、

ギャングタイプのヤクザですね。

仁義とか、義理人情とかない時代に入ってるヤクザの抗争。

高倉健が長男で梅宮辰夫が次男、三男が待田京介です。

3人が子供のときに父親の大木実が殺される。

大木実は知られた侠客だったのだが、

刺客をはなたれて殺されてしまう。

金子信雄の組で預かることになるのだが、3人は逃亡。

そして月日は十数年たち、

大人になった3兄弟は舞い戻ってきて

父親の夢だった組を作るために動き出すのだったが……。

そんな感じの話です。

高倉健がとにかくなんとしても組を作ると

他のことを犠牲にしてでもやると燃えてるんすけど、

梅宮辰夫と待田京介はそれぞれいい仲になる女ができて

組なんかどうでもいいから、堅気になって

女と一緒に暮らしていこうかと考え出す。

舞い戻ってきたときは、組を作るという目的のもとで

3兄弟の思惑と絆は鉄壁に思われたんすけど、

案外、あっさりとすれ違い始めます。

金子信雄ら古株のヤクザと、

のしてきてる愚連隊の安部徹らの

小競り合いの道具としていいように利用されていく3兄弟。

もう、なんだか見てて悲しくなってくる。

高倉健がアホすぎて。

いいように使われちゃってるんだから。

弟たちはもう組とかどうでもよくなってるし。

悪い大人たちにいいように利用されるは、

兄弟の絆もなくなってるはで、

高倉健がまるでピエロのようです。

なんでわざわざ金子信雄に

世話になりに行くのかよくわからない。

子供のときに金子信雄のとこから逃げ出したのに。

なんか作戦があるんだろうと思うじゃん。

なにもないんすよ。

これやったらこうしてやるよという

大人の嘘を真に受けてだまされる高倉健。

最後なんかひでえよ。

待田京介の居場所を教えたら

いいようにおさめたるという言葉を

なぜ信じるのか?

そらそうなりますわなみたいな。

もうね、高倉健がやられっぱなしで終わるのが物悲しいです。

まあ、見てるこっちは当然の結果だなとしか思わないんすけど、

高倉健は、どうしてこうなってしまったのか……みたいな

黄昏た顔するのが、なんとも悲惨で見てられない。

なんとも後味の悪いストーリーだったです。

暗黒街大通り

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