『俳優X君への手紙/三國連太郎』を読んだんだ【読書】

俳優X君への手紙/三國連太郎

三國連太郎の1985年の本。

自伝、芸能論、差別論、日本論みたいなことを

俳優X君を第三者の目で俯瞰して

描写するという形式で書かれています。

俳優X君に書き送った長文の手紙という体裁。

ノンフィクションとフィクションが

ないまぜになった奇妙な読み味でしたねえ。

俳優X君というのは、三國連太郎自身のこと

だと思うんすけど、

架空の俳優とみなすことで

自伝や自論としては照れくさくて

書けないことも書けるから

こういう形式をとったんすかねえ。

まあ、内容はよくわからなかったりするんですけど。

上京して放浪する描写とか

映画俳優になる前の描写とか

これってほんとなのか創作なのか

どっちなんだろって感じの話で

けっこうおもしろかったりします。

チャッカリンコン!チャッ!チャ!な男娼とか

変なキャラも出てくる。

どこまでが事実でどこからが創作なのか。

芸能論や差別論は

小難しくてなんだか難しいので

よくわかんなかったりするんすけど、

映画のことも題名とか架空の題名にかえてあるけど

「王将」とか「無法松の一生」のことを

書いてあるんだなって

ところどころわかる感じでした。

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