『嵐を呼ぶ男』を観たんだ【映画】石原裕次郎作品を渡哲也主演で再映画化!



石原裕次郎の「嵐を呼ぶ男」を

渡哲也主演でリメイクしたもの。

細かい設定に変更はあるけど、

前半、成り上がりストーリーで、

後半、親子の和解ドラマというのは同じです。

設定の変更としては、

弟の目指す夢がレーサーになってたり、

音楽評論家がテレビのプロデューサーになってたりで

時代の変化にあわせた

マイナーチェンジが多いなか、

大きな変更点が一つありました。

後半の母と息子の和解ドラマは、

裕次郎バージョンでは

安易すぎたと思ったのか、

渡哲也バージョンでは、

死んだと教えられていた父親が

実は生きていて

和解のキーマンになるという補強が行われています。

父親を演じるのは、

宇野重吉でこれまた

くたびれたいい具合の演技するんですよ。

でも、終わり方はなんだかよくわかんないのは

同じです。

渡哲也が歌う演歌をBGMに

渡と芦川いづみが歩いていくという

ヤクザ映画のエンディング、

もしくは西部警察のエンディングみたいなシーンで

終わります。

これで終わるってなんかよくわかんないなあ。

問題解決したのかしてないのか。

はっきりしないというのは

裕次郎バージョンと同じで

宇野重吉でドラマ補強しても

あんまり変わらないみたいな。

オリジナルとリメイクを見て

もともとそんなにうまくできたお話じゃない

というのが浮き彫りになっただけのような

気もします。

石原裕次郎の魅力でもってる話なんだなあっていうね。

暴れん坊な不良性と愛情に飢えるひ弱な幼児性の

二面性の魅力。

タイプは違えど、

渡哲也氏にも石原裕次郎と同じ

不良性と少年性が同居する魅力があるので

はまる役であるとは思います。

渡哲也バージョンでも

当然ドラム合戦で歌うシーンはあります。

歌の歌詞がまったく違うものになってました。

裕さんは

相手をノックアウトするぜという

威勢のいい歌詞でしたけど、

こっちはなんだろ、

弟への応援メッセージから始まり、

恋だケンカだお祭りだ

俺に任せろという適当な歌詞で

なんだかよくわからない歌になってます。

なんか渡哲也の歌い方も、

はにかんで照れ臭そうで

いまいちインパクトがなかったかな。

何言ってるかわかんないだって?

心配すんな!歌ってる俺もわけわかんないんだから!

みたいな顔で歌う渡哲也。

裕さんのやつは、

ドラム対決をボクシングに見立てて、

相手を歌で

ノックアウトしてやるぜっていうのを歌詞で

表してるのでそんなおかしな歌詞でもないのだが、

渡版の歌詞はまったくの場違いで

変に聞こえる。

芦川いづみが、

そう、これなのよ、彼のサムシングエルス、

自分勝手なリズムを刻むのではなく、

彼のドラムは人を引き付ける

なにかがあるのよと

魁!男塾の雷電のように

大真面目な顔で渡の歌を分析してみせるのだが

そういう風にはまったく聞こえないのだ。

渡哲也も自分でも

俺いったい何言ってんだろ、

テヘヘと照れまくってるように見えます。

なんかコミック感がすごい。

なんか笑っちゃうというと、

弟の藤竜也とお互いの夢を語り、

盛り上がって、

深夜の路上で

藤竜也はブイーン、ウォーンと

車を運転するエアーカーレース演技をし、

渡哲也はドラムを叩くエアードラム演技をするシーンとか

笑ってしまった。

小さい子供が砂場ではしゃいでるみたいで

いい歳した強面の男二人が

なにしてんだみたいな。

渡哲也氏は

無口な渋い男みたいなイメージあるけど、

コミカルな味わいもけっこうあるんすね、若いときは。

あとはなんだろ、

脇役で若いときの

梶芽衣子や由美かおるや杉良太郎が見れたりするので

けっこう楽しめたかなあ。

嵐を呼ぶ男

嵐を呼ぶ男 [ 渡哲也 ]

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