『高地戦』をGYAO!の無料動画で観たんだ【映画】朝鮮戦争を舞台に南北境界線にある高地での激戦を描いた戦争映画



笑うしかない。

ひどすぎる状況を前にすると、

笑いがこみあげてくるっていうのは

人間の生理としてあるのかもなあ。

戦闘終了の無線を聞いた瞬間に

兵士が爆笑するんだけど、

まあ、そうだなあみたいな。

こんな無茶苦茶な状況をどう受け止めて、

処理すればいいのかわからない。

もう笑うしかないんじゃないかみたいな。

泣きわめいて受け止められるレベルをこえると

笑うんだなっていうね。

なんかすごいリアリティでしたねえ。

戦争映画なんすけど、けっこうドラマドラマした感じで、

そんなにリアルな感じではないんすけど、

こういう細部、ディテイルがなんか妙なリアリティがあるというか

迫力があるって感じでした。

けっこう臭いドラマなんすよ。

死ぬ間際に最後の言葉をあれこれ長くしゃべったり、

え?あいつがスナイパーの2秒だったのかっていうすごい

ドラマチックな展開があったりで

ちょっとお涙頂戴に走りすぎでないかいって感じもある。

でもけっこういいですね。

ところどころリアリティの迫力を出してくるので

力技で押し切られるみたいな。

まあ、でもほんとひどい話です。

戦争ってひどすぎるっていうね。

朝鮮戦争末期、南北の境界線をどこに引くのかでもめて

停戦協議は難航してなかなか合意に至らない。

その間、境界付近の高地をめぐる戦闘は激化し、

北が高地を占領したかと思えば

また南が高地を取り戻し、

また北が取り返すという泥沼の様相を呈していた。

そういう状況の前線の部隊に情報漏れが疑われる部隊があって

内通者がいるのではと捜査しに

主人公が送り込まれるという一応ミステリーみたいな始まりです。

まあ、情報漏れとか内通者とかなんとかっていうのは、

結局、どうでもよくなるぐらい

戦場が狂った状況だというのを

主人公が体験するというのを見せていく感じなので

犯人捜しものではないです。

いつまでこの地獄が続くの?みたいな。

俺たちなんのためにこんなことしてんの?みたいな。

さんざんひどいことがあって、

やっと停戦合意したぞってなるんすよ。

これで生きて帰れるんだと北の兵士も南の兵士も

喜ぶんだけど、なおこの停戦条項が有効になるのは

12時間後なのでこれから最後の総力戦にはいるってなるのよ。

最終的な陣地で国境決めるからっていうことで

なんとしても高地を奪取して死守しろみたいな。

は?みたいな。

さんざんな目にあってやっと帰れることになって

ほっとしてるところに死刑宣告みたいな。

こんな停戦合意ってあるんすか。

合意はしたけど、国境線は12時間後に停戦したとこにするとか、

なんか悪い冗談みたいなというかなんというか。

お偉いさんたちの話し合いでは決まらないから、

最後の殺し合いの結果でということでいいっすかねみたいな。

そりゃ前線の兵士は死ぬか気が狂うか笑うかするしかないっすね。

北の兵士が俺は戦う意味、戦わなければならない理由を知っている。

そこがお前らとの差だというシーンが最初にあるんすよ。

それで最後にそれを教えろと言われて答えるシーンがあるんすよ。

最初は確かに知っていたはずなのに

戦いが長引くにつれて忘れてしまったと答える。

ほんまそうやなあ、戦争ってやつは。

戦争始めるとき、何か大義名分があって

もっともらしい理由や意味がある。

だがいったん戦争が始まり、終わりの見えない戦いになれば、

そんな理由や意味などほんとうにあったのかわからなくなる。

始まってしまったら、

なぜ始めたのかわからなくなる。

なんかものすごく怖い。

予告編
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高地戦 [ シン・ハギュン ]

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