『愚行録』を見た【映画】貫井徳郎の原作を妻夫木聡主演で映画化したミステリー。共演は満島ひかり、小出恵介、臼田あさ美



その名の通り愚行の記録。

人の愚かな行いの連鎖によって起きた殺人事件を

追っていくって感じのミステリー。

犯人はあの人でした~っていう

ミステリーの形式なんすけど、

犯人捜しは特に重要じゃない感じです。

犯人が犯行に及ぶまで、

数々の愚行がなされ、

愚行の積み重なりが

一家殺人という愚行を

犯人に実行させてしまった。

そういうことが言いたい話ですかねえ。

人は誰しも嘘をついたり、

嫉妬したり、

勘違いしたり、

他人を利用したり、

大小さまざまな愚行をおかしてる。

愚行の連鎖の中で生きてる。

もしかして、あそこで

あの愚かな行いがなされなかったら、

こういう結果にはなっていなかったかもしれない。

あのときが分岐点だったのかもという

瞬間を毎日毎日過ごしてる。

愚かなことを

愚かなことだと思わずに

やっちゃってるのが人間だみたいなことかなあ。

親がひどくて生まれと育ちの負けを

大学デビューで取り戻そうとした満島ひかり。

しかし、生まれながらの勝ち組内部生と

外部生ながらその内部生にとりいって

自分も勝者側に立つ

美貌と知略をもつ女に

いいように利用されて敗者のまま。

そんなの絶対おかしいよ!って切れちゃった。

逆恨みっていうやつなんすかねえ。

できる勝者からすれば、

いや、お前もやればいいじゃん?って

いうだけなんだろうけど、

うまくできない敗者からすれば、

やってできるんなら

やってますよっていうね。

それに幸福になるには、

内部生側に自分もいかなきゃダメだと

思い込んでる満島ひかりも愚かですね。

殺された一家はそんなうらやむような

暮らしはしてないからなあ。

夫はいい大学出てるけど

ただのサラリーマンだし、

家は小さな家で

ローンを何十年もくんでるだろうし

嫁は見栄っ張りだから

浪費家っぽいし、

大変でつまらない暮らしだろうなと

なんにもうらやむような要素がない。

なのに満島ひかりはあれが理想の幸せ像だと

思ってるわけだから愚かというか不幸というか。

兄貴の妻夫木聡は

やばい妹の面倒みて大変だなあと

思ってたら妻夫木も愚行をおかしてた。

そんな感じで話が進んで

話が見えてくればくるほどに

愚行がどこまでも続いて

連なっていくので気分が落ち込みます。

映像はきれいですね。

無駄にシズル感がある映像で

艶っぽくてなんかよかったです。

音楽もなんかオシャレな感じがしました。

内容は泥臭い愚行の話だけど、

映像と音はスタイリッシュ。

それと最初にオフィス北野のロゴが出てきたので

あれ?北野武映画だったっけ?と。

オフィス北野ってビートたけし映画だけやってると

思ってたんすけど、

他にもいろいろとやってるんすね。



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