『キング・オブ・コメディ』を見たんだ【映画】マーティン・スコセッシ監督、ロバート・デ・ニーロ主演、コメディアンとしての成功を夢見る男の狂気を描いたドラマ



てっきり売れないお笑い芸人のサクセスストーリーかと。

そしたらやばいやつだったので、

ちょっとびっくりしました。

主演ロバート・デ・ニーロで

監督マーチン・スコセージということで、

「タクシードライバー」が

やばいタクシー運転手の話だったのと同じで、

「キング・オブ・コメディ」はやばいコメディアンの話。

いやあ、コメディアンというより、

単なる追っかけ、ファンじゃないのかと。

この男、ほんとにコメディアンなのかな?みたいな。

売れっ子大人気コメディアンの

大ファンであるロバート・デ・ニーロ。

自身もコメディアンで

ネタには自信あり。

売れっ子コメディアンにネタを見てもらって、

才能が認められて華々しくテレビショーにデビューして

大人気になってというサクセスストーリーが

頭の中にすでに出来上がってて

それが現実になることを

当然だと信じて疑わない。

そういう男の行動をカメラが追っていく感じです。

ストーカーですね。

しつこくつきまとう。

うるさいファンを追っ払う方便で

今度ネタ見るから電話してくれと言われて

ほんとに電話するけど

相手にされない。

電話じゃらちが明かないとオフィスに行くと

秘書には会えたが本人には会えない。

デモテープをと言われて追い返されるけど、

全然あきらめません。

しつこくしつこくつきまとっていく。

そういう描写がずっと続く。

なので、この人ほんとにコメディアンなのかな?って

思っちゃうんすよ。

ネタ作りしたり、場末の劇場でライブしたり

そういうコメディアン活動を全然してないので。

すごく怖くなってくる。

自分にコメディアンの才能があると信じて疑わない。

その才能が売れっ子コメディアンに

認められてデビューするという筋書きを

信じて疑わない。

自分で作ったサクセスストーリーが

現実になると思い込んでる。

そのためにやってることが、

売れっ子コメディアンにつきまとうこと。

なんかすごく怖いんすよねえ。

もう一人ストーカー女が出てくるんだけど、

そっちも怖かったなあ。

そんで二人で売れっ子コメディアンを誘拐して

ロバート・デ・ニーロが

番組に出演できるようにするとこまでやる。

自分の頭の中にある筋書きのほうが現実で、

それを達成するためには、

手段は選ばない。

やっぱそういうの怖いですねえ。

なかなか怖い映画でよかったんすけど、

おもしろいのかというと

そんなにおもしろくはないですね。

異常者の異常なふるまいに付き合ってる感じで

なんでこんなバカなことに

つきあわなきゃいけないんだみたいな

気持ちになっちゃう。

それに題名がキング・オブ・コメディだけど

とくに笑える映画じゃないし。

笑っちゃったのは

デ・ニーロがデモテープを吹き込んでるシーンかな。

マイクに向かってしゃべって

音楽とか流して録音しながら編集もやってるときに

母親が夜中にうるさいよという声が

録音されて、

ママ!今録音してるんだよ!黙ってくれと

怒るデ・ニーロには笑ったなあ。

昭和のカセットテープ録音あるあるで。

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