さらば青春の光

さらば青春の光



さらば青春の光


モッズヘアー!

モッズの映画ってことで、モッズといえば、

散髪屋のモッズ・ヘアしか思い浮かばないんすけど、

モッズとはかつてイギリスで若者達の間で起こったカルチャームーブメントの一つということらしい。

細身のスーツでべスパにまたがって、夜な夜なパーティー。

なんすかねえ、日本で言えば竹の子族みたいなもんすかね。

全然違うけど。

なんかもっとおしゃれ映画なのかと思ってたんすけど、

音楽が、特別しゃれているということもなく、

ファッションが凄い良いということもなく、

主演の男が、男前であるわけでもなく。

どっちかというと冴えない青年にしか見えなかったなあ。

ひょろ長くてのっぺり顔。

変なダンス踊るし。

だけど地元のモッズの中では中心的な存在。

モッズってデビューしたてのビートルズみたいなマッシュルームカットが主流なのかと思ったら、

髪型とか案外普通で、特徴は細身のスーツに軍モノの緑のコート、

それとゴテゴテしたべスパぐらいなもんでした。

ああ、あとドラッグね。

普通に飲みまくってたな。

モッズに対して、ロッカーズってのもいるわけです。

なんつうんですかねえ、舘ひろし率いるクールスみたいな奴らです。

革の上下にリーゼント、単気筒バイク。

このモッズとロッカーズは仲が悪い。

小競り合いもしばしば。

それが、海岸の街・ブライトンででっかいぶつかり合いが起きて、

町全体を騒がすような暴動に発展して、警察も入り乱れてワーワーワー。

おしゃれ映画じゃなくて青春映画っすね。

主人公のジミー青年は、みんなとは違う個性的な俺みたいなものになりたくて、

モッズをやってるわけです。

若いときはこういうこと考えますね。

みんなとは違うぜ、おれはみたいなこと。

それがだんだんよくわからなくなってくる。

暴動に参加したことで、親からは勘当されるし、

仕事は辞めることになるし、

いい仲になってた女が、単なるヤリマンで、さっさと別の男のところに行ってしまうし、

最高にいけてるモッズの中のモッズだと思ってたスティング演じるエースも、

ホテルのベルボーイをやって日常を生きている普通の人でしかないことを知る。

うおー、俺はいったいなにがなんだかーみたいに混乱したジミーは、

盗んだバイクで走り出す。

エースのべスパを盗んで走っていく。

しかも、バーンッと崖から落として、それを夕暮れまでぼさっと眺めて、

おれの青春は終った…みたいに黄昏てんの。

おいおい、人のバイクで青春の卒業式をするんじゃないよってかんじです。

なんかこれは、見てるとむず痒くもあり、懐かしくもありってかんじの映画かな。

原題は「QUADRIPHENIA(四重人格)」だけど、邦題の「さらば青春の光」のほうがぴったりくるね。

くさい邦題だけどね。

ほんと、さらば青春の光だもんな。

若者が青春に決別する映画。

「さらば青春の光」オリジナル サウンドトラック

Quadrophenia / THE WHO

・You Really Got Me収録「Ultimate Collection / キンクス」

まるごとモッズがわかる本―Music & culture style magazine

オール・ザット・モッズ!



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