『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』を見たんだ【映画】





トム・クルーズはジャッキー・チェンの正統後継者じゃないのか。

中身はジャッキー・チェン映画まんまだもんなあ。

アクションに次ぐアクション。

ハラハラ・ドキドキ。

体を張った肉体酷使系アクションの連続。

そのハラハラ・ドキドキを見せることが目的なので、

敵の存在意義とか、

重要なデータとかは

ハラハラを生み出すための単なる装置でしかない。

トム・クルーズのアクションは

ジャッキー・チェンのアクション理論で作られてて、

ミッションインポッシブルという映画の構成は

ヒッチコックのサスペンス理論で作られている。

サスペンスというのは、

物事が宙吊り状態で不安定になる状況を描写して

観客をハラハラさせるものなので、

主人公と敵が奪い合うことになる重要なお宝に意味は特にない。

アルフレッド・ヒッチコックが言う

マクガフィンっていうやつだね。

シンジゲートという悪の組織や

シンジゲートが欲しがるデータが

そのマクガフィンに当たる。

大切なものをめぐって

奪い合っているという状況を描写することに意味がある。

その状況を舞台を変え乗り物を変えての

アクションで描写していくのが

最近のミッションインポッシブルシリーズ。

飛行機アクション、カー・アクション、バイクアクション、

水中アクション、ガンアクション。

追っかけてくるやつ、逃げるやつ。

サスペンスをアクションでやってる映画なんすねえ。

あと男と女のラブゲームのハラハラ。

だから内容はない。

サスペンス要素だけで作られているので

なんでいちいちあんなところに

データを保管しているのかとか、

都合よく箱詰めできすぎだろとか

そうなっている意味や理由付けを問いたくなるけども

意味はもともとないので突っ込んでもしかたない。

アクションの綱引き、

追っかける、逃げる、追っかける、逃げる、

ピンチになる、ピンチを脱する

というハラハラ・ドキドキの状況を作るためだけに

そうなっているだけなので、

これはそのサスペンスな状況を愉しめばいいってわけです。

見終わったら

内容はまったく思い出せなくなるようなタイプの映画なんすけど、

それで正解ってわけです。

なのでアクションのサスペンスでハラハラできなければ、

これほど退屈で時間を無駄にしたと思う映画もないので

けっこう逆に見る人を選ぶ映画になってるような気もする。

映画を見て、何か余韻を感じたい人、

あれがこうなっててああだったからこうなんだなあみたいに

意味を考えて楽しみたい人にはまったく不向きで

うわ、トムすげえ、あぶねー、これやばいぞ~、

助かった~、ふうっみたいに

トムのアクションに入り込める人は楽しめます。

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