『超常現象の科学 なぜ人は幽霊が見えるのか/リチャード・ワイズマン』を読んだんだ【読書】






超常現象の分析から見えてくる人間の脳の不思議。

なぜ幽霊が見えるのか。

なぜ占いが当たったと思うのか。

予知夢を見たと思い込むメカニズム。

幽体離脱、ポルターガイスト、降霊術。

カルト教団に帰依していくヒトの心理。

数々の科学では解明できないとされる

超常現象をヒトの認知システムから解明する話。

なかなかおもしろかったです。

脳の機能が超常現象を作りだしてるという感じかな。

非常に高性能で

物事を正確に見て記憶して再現することができそうな

脳みそだけど穴というか

癖みたいなものがある。

視覚をごまかされると

簡単に他人の手を自分の手だと認識してしまったり、

意味のないパターンに

意味のある形を見出してしまったり、

状況や条件しだいで正確に作動しない。

いや正確に作動しないというか、

生き残るために進化した結果、

発達した能力といえばいいのかな。

なんにでも意味や理由や関連性を求めてしまうのが人間。

それゆえに

超常現象は起きるべくして起きてる。

いや超常現象が起きてるというより、

後付で超常現象だと説明してるだけっていうかね。

幽霊の正体見たり枯れ尾花っていうけど

あれですね。

物音がしたり視界の隅に何か見えたり

変な気配を感じたり

そういうことは毎日毎秒してるんだけど、

普段はなんにも気にもとめてない。

何かイレギュラーな事故や事件や出来事が起きると

そういえばこんなことがあったと

後付でフィットする出来事を探してきて関連付ける。

それで予知夢や予言や占いが当たったと思うだけで

そりゃそうなんですよ。

出来事に当てはまる記憶を後から

持ってきてるんだからあたってるのは当たり前なわけです。

占い師が一般的に誰にでも当てはまることを

ずらずらと並べたてると

当てはまる部分だけを占いを聞いている人が

選び出してあたってると感じる。

占いがあたってるんじゃなくて

当てはまる部分を自分でピックアップしてるだけ。

やっぱ、なんにでも意味を見出して

なんでも関連付けるという能力が

生存競争に重要だったんすかねえ。

脳は不思議だなあ。

超常現象の研究が

脳機能の分析に役立つというのが

新鮮でおもしろかったです。

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