『マウス・オブ・マッドネス』を見た【映画】H・P・ラヴクラフトの“クトゥルー神話”を下敷きにしたサイコホラー



マウス・オブ・マッドネス

卵が先か鶏が先か。

狂気があるから気が狂うのか

気が狂ったから狂気なのか。

虚構が現実になるのか

現実が虚構になるのか。

なかなかおもしろい話ですねえ。

こういうの結構好きなんすよ。

気が狂った認定されて病院に収容されているサム・ニールが

どうしてこうなったのかを語るという出だし。

サム・ニールは保険調査員。

失踪した人気ホラー作家の行方調査を依頼される。

彼の書く小説は超ベストセラーになってて

読んだ人間を狂わせると評判なんすよ。

作家の代理人の男も気が狂って

町中で斧を振り回して撃ち殺されたりしてんの。

ははは、ただのくだらない小説だろ?

失踪騒ぎもいつもの保険金詐欺と同じで

茶番にすぎないと思っていたサム・ニール。

小説を読み込むことで

彼もだんだん精神をやられはじめて、

既刊の本の表紙に描いてある絵柄を切り抜いて

パッチワークしたら地図になった!

小説家は小説の中に存在する架空の町にいるに違いない!とか言い出す始末。

この時点でかなり狂ってるんすけど、

実際に車でブーンって架空の町があるらしきところに行くと

なんと架空の存在しない町に到着。

そこで怪奇な出来事に遭遇して……っていうね。

こういうのけっこう好きなんすよ。

現実と非現実の世界を行き来する話っておもしろいっすよねえ。

異界の入り口は思いの外すぐ近くにあるみたいな。

あなたの知らない世界、知らないほうがいい世界みたいな。

常識的な平凡な日常と思っている世界が

実はそうではないみたいなやつね。

この映画ではサム・ニール自身が小説の登場人物なんすよ。

サム・ニールは狂気のストーリーの登場人物の一人に過ぎなかった。

サム・ニールが体験したことっていうのは

マウス・オブ・マッドネスっていう新作の小説の話なんすよ。

そんでそのマウス・オブ・マッドネスは映画化もされて

それを見た人々は狂って

世界は破滅に向かっていく。

最後は自分が主人公の映画をサム・ニールが映画館で見てニタニタして終わり。

小説が先なのか、

狂気が存在するから小説が存在するのか。

狂気があるから狂うのか、

狂ったから狂気と言うのかみたいなね。

どっちがどっちなのかみたいな。

メビウスの輪的なやつですかねえ。

正常と異常、狂ってる狂ってないとかを

ぼんやりと考えると何が異常で何が正常なのか

線引はどこでできるのかとか

だんだんとおかしな具合に精神がなってくる。

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