やさぐれ刑事

やさぐれ刑事

やさぐれ刑事


やさぐれとは、不良言葉で家出人のことだとさ。

原田芳雄演じる刑事が、警察を辞め、

自分の家も棄てて暴力団を追い回す刑事もの。

とことんやさぐれてます。

このしつこさは、嫌がらせ刑事といってもいいほど。

原田芳雄がこうなったのは、マークしてたヤクザに女房を寝取られてしまったから。

大谷直子演じる奥さんは、日ごろからうっぷんがたまってたんすね。

原田はヤクザをとっ捕まえることしか頭にない仕事人間で、

会話もない、夜の営みもない、ないないずくし。

わたしなんのために結婚したのかしら…。

その空虚な気持ちの隙間に入り込んできたわけです、車のセールスマンを装ったヤクザがね。

まあそれで、コールガールにさせられるわ、ブルーフィルムに出させられるわで、

それまでの平凡な主婦の生活とは真逆の生活に突入していく。

まあ原田は、そのヤクザを追っかけていくんですな。

おれ刑事辞めたぁつって、手帳捨てて拳銃一丁もって。

そのヤクザがいるという町に着いたらまず情報収集。

女を買って、そのおねえちゃんからその土地の組の情報をとる。

そして組の幹部を殺したり、取引を邪魔したりするわけ。

奥さんが出てるブルーフィルムを見て、逆上、

風呂釜空炊きとガス栓全開のあわせ技でパチンコ屋爆破とかね。

それをしつこく行く先々でやるもんだから、追いかけられてる高橋悦史もまいってくるわけです。

奥さんと鉢合せすることもあって、めちゃ気まずい空気が漂う。

奥さんは居たたまれなくなって、殺して!とか言うし。

原田はとことんいくというスイッチがはいっちゃってるもんだから、

勝手に死ねやみたいに突き放す。

こりゃ奥さんが逃避したくなるわけだ。

ちょっと冷たいっすねえ。

やさぐれぶりはたいしたもんなんすけど、刑事ものとしてはいまいちかな。

最初のシーンで、刑事ドラマでこれやったらしらけちゃうよっていうのをやっちゃってる。

状況説明的な不自然な台詞のやりとり。

こりゃ完全に観客にてっとりばやく状況を説明するための会話だなってかんじで、興ざめだぜ。

原田芳雄のやさぐれぶりと、彼が各地で抱く女たちの白くてもちもちした肌が印象に残る作品だね。

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やさぐれ刑事 / 藤本義一

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