セルピコ

セルピコ

セルピコ


アル・パチーノが刑事フランク・セルピコを演じたのがこれ。

実話が元になっとるようで、

映画は、セルピコが撃たれて運び込まれたところから始まって、

なぜそうなったのかというのを派手な演出もなくたんたんと見せていく。

地味だけど最後まで興味深く見れました。

雰囲気が好きなんすよねえ。

ニューヨークの町並みとかセルピコのファッションとか。

セルピコは刑事っぽい格好してたら目立つからということで、

いろんな格好するんすよ。

チンピラ、ヒッピーぽいのが基本で、ヒゲもぼーぼー。

小汚いんだけど、なんか格好よかったね。

アル・パチーノまだ若いのか、声が甲高くてちょっと新鮮。

音楽が牧歌的な音楽で、殺伐とした内容と真逆で印象的。

ニューヨーク警察の汚職の話です。

現場の刑事が売人やノミ屋から賄賂をとって見逃してるわけ。

担当地区を決めて集金してまわっちゃったりしてるわけ。

集金した金をみんなで山分けしてるんだけど、

セルピコは受け取らないんすね。

まあ、セルピコが善人だからとかそういうわけではない。

セルピコの中に、刑事とはこうあるべきという確固たるイメージがある。

当たり前だけど、犯罪者を捕まえてぶち込むのが刑事であって、

犯罪者から賄賂をとって見逃すのは刑事ではないっていう、

これは絶対に譲れないというイメージが自分のなかにあるわけです。

だもんだから、金を受け取って適当にやるということができない。

刑事を辞めるつもりもない。

じゃ、どうするか。

周囲を変えるしかないわけです。

自分のイメージどおりの警察にする。

まあ、それで上に話をもっていったり、市のほうに話をもっていったりするんだけど、

一向に話が進まない。

それどころか自分の身がどんどん危なくなってくる。

家ではイライラしっぱなしなので、女は去っていく。

精神的に追い込まれてくるわけです。

自分の正義を貫く難しさっていうのを感じましたわ。

まあ、これは意地の問題だなあと。

セルピコは刑事辞めてなんか別のことやったほうが幸せになれたかもしんないわけで。

汚職を告発して、金バッチもらってスイスで余生を送るという結果が幸せなのかというね。

うーむ、信念を貫くのも辛いし、貫かないのも辛い。

行くも行かぬも地獄。

じゃあ、どっちにすんのかという選択を迫られたとき自分ならどうするのか。

まあ、もともとそんなに強い信念をもってないから長いものには巻かれろで、

なあなあでやりすごすと思うけど。

おれっちはピコにはなれねえや。

◎DMMで借りる

メイキング・ムービー / シドニー・ルメット

・サントラSerpico

Biography: Frank Serpico

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