人間ども集まれ!/手塚治虫【マンガ】を読みました



人間ども集まれ!

手塚治虫の暗黒面が出てる作品かな。

手塚作品はロマンとか地球を救おう的なやつとか、

ライトサイドの作品と、

エロ、変態、残虐なダークサイドな作品群が

あるんすけど、

これはダークなほうに分類されるかな。

というかダークサイドの暗黒手塚はおもしろいけど、

ライトサイドはいまいちなんじゃないすかねえ。

コメディタッチではあるのだけど、

設定や展開はえげつないというね。

絵柄はシンプル。

背景を描き込まないし、

キャラクターも最低限の線で描かれてる。

シンプルなだけに、

気をはらずに気楽に読めるんだけど、

中身はド変態というね。

なんだろな、やばいときの手塚治虫って

ほんとにやばいなというか、

漫画の神様とか、

漫画に情熱を傾けた人という手塚治虫像が

一応あるんだけど、

なんていうか、

ドロドロというか変態的というか、

そっちの熱量もはんぱなくあるんだなあと。

大御所なのに、最後まで新人漫画家と張り合って、

おれのほうがうまいみたいなエピソードがありますが、

やっぱ熱量がすげえなと。

こういうのどっから考えつくんすかねえ。

映画とか小説からインスパイアされてんのかしら。

映画はけっこう好きだったみたいっすから。

男でもない女でもない。

第三の性とでもいう無性人間の誕生。

無性人間の大量生産、

兵士として各国に輸出。

はては戦争ショーまで。

これはシリアストーンで描いてもおもしろくなりそうっすね。

アニメとか映画で大真面目にやったら

面白そう。

クローンを扱ったSFとして成立するなあ。

姿形は人間だけど、

人間とは違う異質なミュータント。

人間じゃないから

命を軽く扱われるわけだけど、

それってどうなのっていうね。

人間とはなにかという根源的な疑問に

たどり着く物語。

アイディアは今も古びない。

漫画としてはどうかなあ。

まあ、古臭いといえばそうなんすけど。

どろろをハリウッドでやるよりも、

「アラバスター」をXMENやウォッチメンのノリで

やってくれよと思うのだけど。

手塚治虫


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