わたしを離さないで【映画】を観ました

家畜の悲しみ「わたしを離さないで

カズオ・イシグロの小説の映画化作品。

小説のほうはだいぶ前に読んだ。

というか、読めなかったなあ。

読み進んだけど、

うーむ、これはおもしろくないな、

読むのが苦痛だなと

途中から思い出して、

もう読まなくていいなと思って、

途中でちゃんと読むのをやめて、

ところどころ飛ばし読みして

本を閉じたってかんじだった。

結局、なんの話なんだろ、

よくわからんなという印象が

残ったのです、小説のほうでは。

映画のほうは、小説よりも

わかりやすく作ってありましたね。

主人公たちが、

どういう存在でどういう世界なのか

ということがモノローグとかで

たびたび説明されるから、

ああ、そういう話ねというかんじで、

何がしたいのかよくわからない

という状況には、

見ててならなかった。

わかりやすくしたせいなのか、

うーむ、これでは

ただの下手なSFではないかと

思ってしまったな。

臓器提供者として

作られた人間と、

提供を受ける側の人間に

なんの違いがあるのか、

同じ生命なのにという話なのかなあ。

将来、臓器提供をして、

そして長く生きることなく死んでいく、

そういう生き方に疑問を持たないように

育てられているということ

なんだと思うんだけど、

その教育風景というか、

洗脳風景がとくに描かれていないので、

なんで、この人たちは、

落ち着いてるんだろう、

反抗とかしないのはなぜなのか

という疑問を普通に感じさせてしまう。

小説ではどうだったかなあ、

もっと丁寧に描いてあったかしら。

思い出せないけど。

遺伝子操作で

そういう性格に作ってあるのかなあ。

無理とわかってても、

逃げたりしないんだよなあ。

自分の運命に疑問を感じていないのか

というとそういうわけでもなく、

愛し合っている二人は、

申請すれば猶予期間が

得られるという都市伝説を信じていたりする。

意味不明なんですけど。

このあたりが、彼らは人間ではなく家畜

なんだなと感じさせますね。

柵から外へはいけないと思ってる。

柵の外に出ることを考えず、

柵の中でよい待遇を獲得することが、

幸せの道だと思っている。

そもそも柵があることが

その中で生かされているということが

おかしいということに気づけない。

彼らは見た目は人間だが家畜の豚や牛と同じ。

そういうシステムを

作って運用している社会が

この映画では描かれてる。

そこはなんか恐ろしいと感じましたね。

味わい深いといわれれば、

そうだなと思うし、

出来が悪い雰囲気だけのSFだと

言われればそうだなとも思う。

絵的に何も未来的な小道具を使わずに、

異質な世界を見せるという部分では

うまいSFらしいSFという

かんじはするのだけど。

ちょっと高度すぎたなあ。

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わたしを離さないで


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