「スプライス」を見た【映画】ヴィンチェンゾ・ナタリ監督によるSFホラー

子供をもてあます親「スプライス

バイオホラーと思いきや、

親子関係のちぐはぐさを描いたドラマなのであった。

自分の分身である

子供のすべてを支配したいと

望む親の心理。

成長するごとに

その支配から逃れたいという

気持ちが芽生えて反抗していく子供の心理。

そういうのを

バイオSFの設定で描いた映画なのです。

だからバイオ関係の描写が

ものすごくいい加減で適当。

DNAを合成して新生物を

作ったりしてるのに、

扱いが雑すぎる。

新生物なのに素手で触りまくり、

メスを口でくわえたり、

どんだけ適当なんだよと。

デザインもなあ、

人間タイプの前に出てくる奴は、

チンポの親玉みたいな肉塊。

道祖神かよ。

人間のDNAをミックスしたやつは、

小さいときはねずみみたいで、

成長すると瀬戸内寂聴です。

あんまりぱっとしない造形ですね。

SFサスペンス的な部分がまったく盛り上がらないので、

かなり退屈に感じるというか、

もう1時間ぐらいたったかと

思って時間見たら

まだ30分ぐらいしかたってなかったりと、

かなり長く感じる。

科学者の心理というか、

無責任なことをしておいて

あとから後悔する、

いつものいかれた科学者の描写は

おもしろいのだがなあ。

なぜ強引に新生物を生み出したのか。

その対処に困って右往左往して、

場当たり的な行動をしてしまう。

まるで子育てそのものですね。

親は子供をもてあます。

支配しようとするけども、

支配できなくて投げやりになるというか

なんというか。

女科学者は、母親との関係がうまくいってなかった。

アダルトチルドレンです。

お母さんはああしてくれなかったこうしてくれなかったと

いつまでもうらんでるタイプで、

実験生物にたいして、

自分が親にやられたようなことをするわけ。

猫を取り上げておいて、

あとからプレゼントだとかいって

戻してやるとかね。

男科学者に、君は科学を忘れている、

こんなのは科学者のやることじゃない!とか非難されます。

一方、男科学者のほうも、

相当おかしくなってるんすけどね。

最初はこんなの存在させてちゃまずいと、

沈めて殺そうともくろんだりしますが、

人間のDNAが入ってるもんだから、

新生物に性的な魅力を感じてしまう。

そんでフル勃起でおっぱじめる。

そこを女科学者に目撃されるという

なんとも気まずい展開がありました。

なんかエイドリアン・ブロディって

B級臭のする作品ばっかりに出てるような気がするなあ。

新生物を子供と考えると、

母親の束縛、

父親の無関心、

娘の成長によってひきおこる、

母親と娘による父親をめぐる戦い。

娘を女としてみてしまう近親相姦感情。

これはなかなか家族ドラマとして

観るとよくできたおもしろい話なんすけどねえ。

いかんせん、前半部分が退屈すぎるので、

あんまりおもしろいとは思えないのです。

けっこう惜しいですね。

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