「アウトレイジ」を観た【映画】北野武監督によるヤクザ映画



ヤクザ映画ではない。

ヤクザのドンパチとかアクションとかの話ではなくて、

出世争いとか、権力闘争の話を

ヤクザという設定で見せる映画なんすね。

ヤクザじゃなくてもいいんだよなあ、この話。

むしろ、やくざじゃないほうが面白くなりそうなのにな。

まあ、やくざにしたほうが

バイオレンスを盛り込みやすいから、

ヤクザ設定なんだろうけど。

中小企業を舞台に

頑固オヤジ社長とパートやアルバイトが入り乱れての

生き残り戦争とかにしたほうがおもしろいんじゃないのか。

もうヤクザ映画とか、違うと思うんだけど。

なんかものすごく古臭い。

また、音楽がなんだかなあと。

安い電子音なちゃちなサウンドなんすよ。

音楽も古臭い。

あのオープニングタイトルは

いったいなんの意味があったんすかね。

車の天井にアウトレイジって文字をかぶせたかっただけかな。

わざとなのか、電話での演技がひどい。

受話器をもって、

え?何々を何々しろだって?みたいな間抜けな台詞を言うんだわ。

たけちゃん最低の電話演技。

でも、これってバイオレンスコメディなのかもしれないっすね。

基本的には、馬鹿馬鹿しさみたいなものが話の核にある。

組織の中でおこる権力闘争、サバイバル競争の滑稽さ。

利用し利用され、

最後にうまい汁をすうのは誰だみたいな。

いったんは、決着が付くんだけど、

またこれ同じような争いが

繰り返されるのは確実という滑稽さ。

なんていうか、出世をちらつかせて部下を思い通りに動かして、

邪魔になればポイしてOKみたいな。

これは生き残るのは大変すね。

ここをがんばればぼくも上にあがれるんだとか思って、

しゃかりきにやって、

ついにと思ったら切り捨てられるとか。

世の中よくある話で、よくある喜劇で、

コメディだな。

その滑稽さは、明らかにうまく描けている話だと思ったので、

けっこうおもしろく見れたなあ。

でも、ビートたけしの初期の作品に比べてしまうと、

ものすごく下手なんだよなあ。

見せ方が。

テクニック的には、もう北野武巨匠なので、

今のほうが断然上のはずで、

撮り始めた頃のほうが下手のはずなのだが、

初期のほうが圧倒的にうまい。

映像に対する感覚の鋭さみたいなのは、

初期のほうがあるんだよなあ。

不思議っすね。

その切れが今のたけし映画にはないので残念なんすけど、

今回はけっこうおもしろく見れた。

ヤクザジャンルでいえば、「BROTHER」っていうのもあったけど、

あれよりはよかったよ。

あれはいまいちだったなあ。

出だしはいまいちかなんて思ってしまったけど、

見終わると満足というなかなか良いかんじでした。

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