平気で冤罪をつくる人たち / 井上薫

平気で冤罪をつくる人たち (PHP新書)




平気で冤罪をつくる人たち (PHP新書) / 井上薫



司法の暴走への警鐘。

足利事件や痴漢冤罪の例をあげて

裁判所、裁判官の問題を指摘するみたいな内容。

足利事件では、DNA鑑定が重要な証拠として取り上げられてて、

昔の鑑定では黒だったのが、

再鑑定で白となった。

当時の未成熟な精度では、黒だったけど

その後の発達した技術で再鑑定した結果、

新たに白となった。

技術革新によって冤罪が晴れた!と喜べないんじゃないすかと。

技術的な革新によって、裁判所の判断が今と昔で変わったというなら、

いたしかない面もあるけど、

実際はそうじゃないと。

問題の点はそこじゃないと。

有罪を確定できるほどのものではないというのは、

当時わかっていたにもかかわらず、

有罪と判定したというところに問題があるってわけ。

今でこそDNA鑑定と聞いても珍しくないが、

当時はDNA鑑定自体がどういうものかを把握している裁判官、

検事、弁護士がほとんどいない状況。

どのぐらい有力な証拠能力があるのかはっきりしない段階だった。

そのDNA鑑定で一致という結果が出たが、

その一致っていうのは、

同一のDNAをもつ人間が、1000分の1.2の確率でいるという代物で、

有罪と確定するにたるようなものではなかった。

そういう不確かな鑑定結果が

有力な証拠として採用されてしまうところに問題があると。

裁判官は法律に従って、疑わしいというだけでは、

有罪を言えないはずなのだが、

実際の現場では、有罪が乱発されてる。

有罪率99%の謎。

痴漢冤罪の例も、説明されてたけど、

よく考えたらもっともなことっすね。

被害者側の言い分がそのまま事実として通ってしまう。

反論も意味がないというおかしさ。

拘留されるのが当たり前という慣習。

そんなかんじの例を挙げながら司法の増長を暴露してる。

裁判所とか裁判官を特別視してるとこあるけど、

実態はお役所仕事となんらかわらんということっすかね。

慣習と惰性でなりたってる世界。

それがこれからも続く。

裁判所ってどっからも監視されてないから、

このままなんだろなと思った。

法律を守らない越権行為してもおとがめなし状態だもんなあ。

なんか恐ろしくなってきた。

冤罪でぶちこまれることもありうるなと。

平気で冤罪をつくる人たち (PHP新書)

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