三十九夜

三十九夜 [DVD]




主人公巻き込まれ型サスペンスのお手本「三十九夜



ヒッチコック監督作品。

モノクロ。

今見るとかなり陳腐なかんじがします。

陳腐というか、なんだろな、まあ古いってことかなあ。

巻き込まれサスペンスの原型がここにある。

演出の方法が今の目で見るとしょぼいというだけで、

出来が悪いということではない。

なんかかなりご都合主義に話が進むように感じてしまう。

ミステリサスペンスなのにあんまりスリルがないんすよねえ。

1935年の作品だからなあ。

ひょんなことから普通の青年がスパイの陰謀に巻き込まれるという話。

こんな昔にすでにサスペンス映画の形態ってのは、

ある意味完成していたというか、

全然進化してないというか。

あんまりおもしろいもんでもなかった。

主演のロバート・ドーナットはなかなか優男。

ミュージックホールで銃声がとどろき騒ぎになる。

そこで知り合った女性を家に泊めると、

彼女はスパイで組織に狙われていると。

まあ、なんか小指がない男が

国防に関する情報を盗み出そうとしているとかなんとか言ってて、

翌日、彼女は刺されて死んでいた。

なんでフリーのスパイが主人公にべらべらとこんなことを話のかよくわからんのだが。

女は殺されて、主人公は殺されないのがよくわからんのだが。

彼女が残した手がかりをたどって主人公の男が小指のない男と対決するっていう展開。

彼女を殺した容疑で警察から追われる。

組織からも狙われて、濡れ衣で警察から追われるという展開は定番やな。

逃げるうちに、女の道連れができて、相棒みたいなもんすね、

最初は話を信じてもらえないけど、

最後には信じてもらえて協力してもらえるという展開も

今でもよく見る形です。

手錠でつながれるという展開も。

列車でのチェイス、劇場でのサスペンス。

巻き込まれサスペンスの教科書みたいな展開だなあ。

こんなに昔にすでに出来上がってるってすごいっすね、ひとつの形が。

まあ、演出がしょぼすぎるからおもしろくはないんすけど、

あー、なるほどねみたいな感じで見れるかな。

まあ、こういうの見るとアルフレッド・ヒッチコックってすごい監督だったんすねとは思います。

けっこうユーモアもきいてるし。

政治家の応援演説するはめになるシーンとか、

手錠につながれた女とのほんわか笑えるシーンとか、

ユーモアがあるので、そこは好きなかんじです。

防空機密の持ち出し方もユニーク。

記憶力のいい男に記憶させて持ち出そうとするんすけど、

なんでそんなまどろっこしいことするんすかというのはいいっこなしです。

DMMでDVDレンタルする

・原作:ジョン・バカン三十九階段 (創元推理文庫 121-1)

関連する商品

この記事へのコメント


この記事へのトラックバック