イキガミ


イキガミ [DVD]




松田翔太の眼力「イキガミ




星新一の遺族に訴えられたというニュースが記憶に新しい。

まあ、こういう世界設定はSFには定番なので、

似てる似てないの言い合いしたら出口はありませんね。

うーむ、つまらん。

国家の制度として国民をランダムに間引いて殺す制度があって、

対象者には24時間前に、あなた死にますよという書類が渡される。

それが通称“イキガミ”ってわけ。

配達人を松田翔太がやってて、

ミュージシャンやっている若者、

ひきこもりの若者、

盲目の妹がいる若者、

それぞれの死に間際のドラマを見せるという構成。

まあ、どれもこれもイマイチなんすよ。

印象に残ってるのは、イキガミを配達に行ったら相手が留守、

そのときに不在票をポストにいれるんだけど、

あれは嫌だなあ。

家に帰ってきて不在票が入ってて、死刑宣告の書類をお届けに来ましたが、

留守だったので持ち帰りました。

御都合のよろしい時間と場所に再配達いたしますので、

こちらに電話してくださいとかいう文面だったら、

怖すぎる。

電話なんかする気になるかいな。

まあ、劇中では山田孝之は電話してましたけどね。

これは怖い。

直接受け取るよりも怖いね、不在票は。

そんだけかなあ。

そもそもこれはキャラクター設定とか話の組み立てが間違っている。

松田翔太は、最初はこの国家による殺人を是認するキャラクターでなければおかしい。

国家による殺人も、大多数の国民生活が良くなるためなら仕方ないという考えの持ち主が、

イキガミ配達人として働くうちに、

それぞれの死際のドラマを目撃して、

この制度に疑問を感じて変わっていくという話ならわかるのだが、

松田翔太は最初からこの制度に疑問をもっているのである。

なんであんたこの職業選んだの?

制度に疑問があるのなら、こんな役所に勤めようなんて思わんでしょう。

そこがもう最初からおかしいので、

松田翔太が、ただ眉間にシワを寄せている兄ちゃんにしか見えない。

ヒューマンドラマにするのならこうしないとおかしい。

ブラックコメディにするのなら逆にする。

松田翔太をこの制度に疑問を持ち、

政府を打倒しようと思っている若者っていうことにする。

内部にもぐりこんで組織をぶっ潰そうと機会を狙っていたが、

イキガミを配るうちに、この国家による殺人によって

救われたり助かったりする人がたくさんいることを目の当たりにして、

反対だったのが賛成に代わっていくみたいな。

まあ、どっちにしろ、松田翔太の心の変化を描いてこその設定なのだが、

この映画では最初から否定的で最後はその否定が強くなるだけなので、

まったくつまらん話なのです。

どうしようもねえな。

イキガミ配達人の職務がはっきりしないのもよくない。

通知書を配達するだけの人たちみたいだけど、そんなのただの郵便屋さんじゃん。

どうせなら死を宣告された人を24時間、死ぬまで見守って、

死を見届けるところまでを仕事にしたらいいのに。

届けて、はい終わりじゃつまらんす。

松田翔太は自由時間でうろうろしてるってことなるんじゃろ、あの設定では。

どうも、死亡通知を届けるということだけで、

あとの細かい設定を考えてないのがバレバレでダメですね。

松田翔太のぴっちりタイトなスーツやショートトレンチコートの着こなしは見事だったが。

時計はオリスのクラシックデイトかな。

コンスタンティン」でキアヌ・リーブスがしてたのと同系統のやつだね。

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・原作コミック:間瀬 元朗/イキガミ―魂揺さぶる究極極限ドラマ (1) (ヤングサンデーコミックス)

・「生活維持省」収録:星新一/ボッコちゃん (新潮文庫)

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