善き人のためのソナタ

善き人のためのソナタ


善き人のためのソナタ



冷戦時代の監視社会、東ドイツを舞台にしたドラマ。

サスペンスドラマかな。

主人公は国家保安省の人間。

反体制活動の疑いのある劇作家を監視する任務につくわけ。

監視される劇作家役は「ブラックブック」のセバスチャン・コッホがやってます。

部屋の隅々まで盗聴器を仕掛け、会話、行動を記録。

ターゲットの劇作家は女優と同居してるんすよ。

この女優は、大臣とも関係がある。

で、監視人のヴィースラーは堅物。

芸術を鑑賞する趣味もない、家族もいない、無駄口たたかない、

たまにデブの娼婦と寝るぐらいで、

なんにもない仕事人間。

部屋もさ、なんにも物が置いてない殺風景な部屋なんすよ。

なんか血も涙もないような冷血漢のように見えるんだけど、

実は、彼は善き人だったというね、そういう話。

反体制活動をとりしまるのは、

大臣とか上層部の利権、権力を守るためでしかないということに、

むなしさを覚えるんすな。

国のために本当はなにをすべきかということに、

劇作家の行動を監視するうちに目覚める。

「善き人のためのソナタ」を耳にして涙を流すヴィースラーの心境はいかに。

創作活動を禁止されて悲嘆にくれて自殺した老作家がいて、

そんな自殺者が多い国はどうなんだと国を批判する記事を

新聞に掲載することを画策する劇作家たち。

それを影ながらサポートするヴィースラー。

彼らの運命は……と。

なかなか分かりづらい部分もあるんすけどね。

それまで職務に忠実だったヴィースラーがなぜ心変わりしたのかっていうのが、

微妙なかんじで、これといって決定的ななにかがあったようには見えないから、

腑に落ちないのですが、

まあ、国のためと国を信じて行っていたことが、

国のためではないということに、気がついたというよりか、

疲れてしまったってかんじなんすかね。

人を監視するという仕事の無意味さというか不毛さに嫌気がさしたんすかね。

見張って取り締まるって、まったく建設的でない行為だから、

自分もなにかをしたい、国のために外に向かって行動したいって思ったんすかね。

ベルリンの壁が崩壊してドイツが統合してからの後日談が、またいいんすよ。

プレゼントですか?

いえ、これは私の本ですっていう台詞がふるってていいっすね。

まあ、サスペンス要素がけっこうあるから、見やすかったです。

主演のウルリッヒ・ミューエは、東ドイツ時代、本当に監視されてたらしいですね。

奥さんがシュタージの協力者だったといってるらしいけど、

すげえっすね、監視社会。

・サントラ善き人のためのソナタ


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