奇術師 / クリストファー・プリースト

奇術師


奇術師 / クリストファー・プリースト



これはいったいなんでしょう?

ミステリか、幻想小説か、ファンタジーか、SFか。

なんといったらいいのかよくわからない作品ですね。

前半は退屈で後半の第四部ルパート・エンジャぐらいから面白くなってきて、

最後は、なんだこの終り方?という変なエンディングを迎えて、

いったいこの本はなんだったのかと妙な読後感を残しました。

奇術師によってイリュージョンにかけられたような、

タヌキに化かされたような、奇妙な感覚になった。

第一部から第三部はミステリ小説でいうところの伏線の提示なので、

とくにおもしろいこともなく、ダラダラ長ったらしく謎が示されるだけです。

二人のマジシャンがお互いの足をひっぱりあって、

仲たがいがエスカレートしていく様子。

第四部から物語の核心に迫っていく。

ミステリ風にいうと種明かし、解決編ってとこ。

ニコラ・テスラに会いに行って瞬間移動の装置を作ってもらうんすけど、

前半を読んで、この小説はミステリーだと思ってる人はびっくりするだろね。

瞬間移動のタネが、マッドサイエンティストが発明した物質転送装置で、

実際に瞬間移動しているというものだと明らかになるんすよ。

なんじゃそりゃ~。

まあ、実際には転送装置ではなく、コピー製造装置みたいですけど、

それにしても唐突だなあ。

この小説は「プレステージ」として映画化されているけど、

どんな風に映画化したんすかね。

まだ見てないんすけど、あらすじを読んだ限りでは、

単純な敵対するマジシャンの対決ミステリーサスペンスみたいな印象を受けたけど、

この小説のヘンテコな雰囲気をそのまま映像化してるんすかねえ。

解説には、ジュード・ロウとガイ・ピアースで映画化予定ってあったけど、

実際は、クリスチャン・ベールとヒュー・ジャックマンで映画化されましたな。

キャスティングってころころ変わりますね。

昔、極大射程の帯にキアヌ・リーブスで映画化決定!って書いてあったけど、

実際は、マーク・ウォルバーグで映画化されてたなんてこともあった。

これは見てみなくては。

まあ、読書で奇妙な感覚を味わいたい人におすすめですね。

つまらなくはないけども、

ふむふむと最後まで読んで、なんだかなあみたいな気分になります。

奇術師の功名心、同業者への妬み、新しいイリュージョンの開発競争。

奇術のために自分自身の生き方をあわせる壮絶な覚悟。

発明超人ニコラ・テスラまで出てきて、

アイテムとしては、おもしろそうなものが並んでるんすけど、

いまいち盛り上がらず。

幻想的な味が足りないのかなあ。

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