訪問者 / 萩尾望都

訪問者



訪問者 / 萩尾望都

「訪問者」「城」「エッグ・スタンド」「天使の擬態」の4つの短篇を収録。

「訪問者」は「トーマの心臓」にでてくるオスカーが学校に来る前のことを描いた物語です。

オスカーの出生の秘密が描かれるということで、読んでみました。

両親の破局。

母親を殺した父親との放浪生活。

このパパンはけっこう怖いです。

顔が。

悩んでる。

苦しんでる。

オスカーの存在そのものに。

愛したいのに愛せない。

オスカーのほうは、パパを好きで一緒にいたいと思う。

「トーマの心臓」でのオスカーは、

大人びた青年でしたが、「訪問者」では無邪気な少年。

こちらも父母の愛を求めているのだが、

愛情で返してもらえない。

愛したいのに愛が上手く交差しないもどかしさを感じさせる作品です。

「城」は、人間は良い面と悪い面というふうに、

きれいにわけられるもんじゃないということに気がつく少年期の話。

「エッグ・スタンド」はドイツ軍占領下のパリを舞台に、

人殺しの少年を主人公に人を殺すとはどういうことかの物語。

これはけっこうサスペンスでおもしろいです。

ラウルがなんだかとっても美しく見える。

「天使の擬態」は女子大生と先生のお話。

薬を飲んで自殺をしようとした女の子を助けたことから始まるラブストーリー。

なぜ自殺をしようとしたのかっていうのが最後にわかって、

なるほどねと。

まあ、あんまりぐっとくる話はなかったっすかね。

トーマの心臓の興奮をもう一度ってかんじで、

「訪問者」を読んだんすけど、

訪問者よりも「エッグ・スタンド」が思いのほかよくて、

拾い物でした。


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