『稲妻』を見たんだ【映画】

一刻も早く親類から離れて暮らす、 それが吉ってことっすねえ。 近くにいるからグダグダと 無理難題を吹っかけてきたり、 金をたかってきたり、

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『流れる』を見た【映画】

流れる 【東宝DVDシネマファンクラブ】 流れない。 話がなんか停滞してるっていうか、 澱んでるっていうかねえ。 底のほうでヘドロが沈殿してるみたいな スカッとしない話でした。

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『乱れる』を見ました【映画】

乱れる [ 成瀬巳喜男 ] モノクロメロドラマ。 うーむ、乱れますなあ。 時代の流れ、時代の移り変わる節目。 その変化のまっただ中で揺れる人間模様。 戦後十数年たって一段落して これから経済成長していくぞというムードがでてきてる時代。 高峰秀子はお嫁に来て夫が半年で出兵。 そして戦死して後家になった女の人で 焼け野原になったところから夫の実家の酒屋を立てなおして 今も切り盛りしているんすよ。 酒屋って今で言うコンビニみたいなものですね。 ご近所に酒や日用品、雑貨を配達したりする個人商店。 そんで時代の流れでスーパーマーケットが出現。 近所にできたスーパーは毎日大安売りで お客はそっちにどんどん流れていく。 もう個人商店はやっていけない。 そういう時代の変わり目が舞台になってて、 今まで築いてきた古いものが 新しいものにとってかわられようとしている時代の変化と 高峰秀子の家での立場が重ね合わされてておもしろかったですね。

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『黒い画集 寒流』を見た【映画】松本清張サスペンス

「黒い画集 第二話 寒流」 真面目が取り柄のサラリーマンが がめついやつらを負かそうとがんばってみたところで 歯がたたないよという話。 これは痛快なリベンジサスペンスにもできる話だけど リベンジは成功しない。 池部良は真面目なだけの銀行マン。 ボンボンの大学の同期が常務をやってて その常務派のひとりとして 支店長に抜擢される。 常務は副頭取と派閥争いしてるので 持ち駒として池部良を使うのです。 こいつは真面目なだけで無害な男だと。 常務は度々、池部良に女関係の清算をやらせたりしてんの。 まあ、常務の飼い犬ですね、池部良は。 池部良の妻は病気がちで 子供も池部良には冷たい。 冷め切った家庭です。 そこで支店のお得先の料亭の女将と知り合っていい仲になる。 新珠三千代が演じる女将も曲者っぽいんすよ。 夫亡き後一人で料亭を切り盛りしてて けっこう繁盛してる。 池部良に近づいたのは、仲良くしておくと 融資を融通してもらいやすくなるから という打算からだと思うのだが 一緒になりましょうよと本気で惚れてるように見せる。 うーむ、見せてるだけなのか その時は本気なのかはようわからんけども、 男を利用してのし上がってきた女だからなあ。 さらに常務も新珠三千代に目をつける。 3人で泊まりでゴルフ行ったりする。 女将を真ん中にし…

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『新選組始末記』を見た【映画】子母沢寛原作、三隅研次監督、市川雷蔵主演の時代劇

「新選組始末記」 市川雷蔵、力入ってます。 信念ある男に惚れた男が侍の道に身を投じていく。 雷様はこういう男の世界の男の話が けっこう好きですね。 男気、気高さに惚れ込むみたいな感じの話。 新選組の近藤勇のまっすぐな心に惚れ込み、 新選組に入隊した男が まっすぐなだけでは済まない組織の裏側に幻滅し、 一度は好きな女との平凡な生活に戻ろうとするが、 やはり侍の世界を捨てることができず 新選組で生きていくことを決意する。 そんな感じの話です。 芹沢鴨を粛正する土方歳三らのやり方に 侍としての仁義がないと疑問を持つ市川雷蔵。 土方歳三を演じてる天知茂がなんか悪い顔するのが はまってておもしろい。 大らかでどっしりと構えてる近藤勇役は若山富三郎。 これもはまってたなあ。 沖田総司は、ニヤついた子供みたいな感じだった。 役者たちはなかなか。 映像はどうだろね。 うーむ、あんまり美しさはなかったか。 最後の池田屋での戦いは泥臭くなかなかの迫力があったね。 まあ、そんな感じです。 男が男に惚れ込んで 侍としての美意識を持って生きていくっていう話。 その侍としての気概が行き着く先は血が流れるだけかもしれない。 後に残された女の寂しさ。 普通の幸せを捨てて 主義志向に生きる。 そこにあるある種の美しさの話だろね。

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