『乱れ雲』を見た【映画】

乱れ雲 違う出会い方をしていれば、 幸福な関係になれたかもしれない二人。 もしくは、不幸な出会い方をしたからこそ そう思ってしまうだけかもしれない二人。 そんな感じのメロドラマ。 いやー、若大将が若いっすね。 シュッとしたアーバンな雰囲気ただよう ハンサムガイな加山雄三。 司葉子も品を感じる美女ですし、 美男美女が不幸を接点として出会う話。 司葉子の夫は通産省の官僚かなんかで 海外への転勤が決まっていたのだが その夫を加山雄三が車で轢き殺してしまう。 加山雄三は商社のサラリーマンでお偉いさんの娘と 付き合っていたのだが破談、 青森へ左遷されることになる。 交通事故は不可抗力の事故で 刑事責任は問われないのだが 相手が官僚だったということで 会社での出世の道はなくなり、 お偉いさんの娘とも別れることになり、 司葉子には賠償金を払うことになりで 加山雄三の人生設計は白紙になる。 まあ、司葉子のほうも子供もできて 夫と一緒にアメリカに赴任すると 決まっていた矢先の事故なので こっちも人生設計はまったくの白紙となってしまう。

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『時代屋の女房』を観た【映画】村松友視の直木賞小説を夏目雅子、渡瀬恒彦、森崎東監督で映像化した人情ドラマ

「時代屋の女房」 女はね、男に自分を思って傷ついてほしいんだよ、 とかなんとか朝丘雪路が言ってましたねえ。 うろ覚えなんすけど、 ああ、なんかわかるみたいな。 男と女の愛し方、 愛され方はまったく違うもんだなみたいな話ですね。 昔の駆け落ち相手と実際に会って幻滅するおじいさん。 津川雅彦と関係しながらも 若い男ともちゃっかりやってる若いおねえちゃん。 渡瀬恒彦は素性もわからん夏目雅子と ずるずる関係を続けている。 男の愛や恋に対する幻想と 女の抱く幻想には大きな違いがあるみたいな。 まあ、でもよくわからん映画ではありますね。 原作は村松友視の直木賞作品なので なんだろ、ちょっといい人情話みたいなことなのかな と思うんだけど、 けっこう奇妙な不思議なファンタジー感があります。 夏目雅子の正体不明なオーラがすごい。 もしかして 人間ではないのではないのかみたいな。 ネコの妖精かなんかかみたいな。 そういう不思議さが夏目雅子にはありました。 古道具屋やってる渡瀬恒彦のところに 上がり込む冒頭のシーンなんか、 完全に頭のおかしな女ですからねえ。 そこの公園で拾ったネコを引き取ってよって やばすぎるだろ。 なぜか上がり込んで即ベッドインです。 渡瀬恒彦がスケベだから 夏目雅子が変なやつだけど美しいから そう…

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『大誘拐 RAINBOW KIDS』を見た【映画】岡本喜八監督、3人の青年が富豪の老婆を誘拐する犯罪コメディ

「大誘拐 RAINBOW KIDS」 これはおもしろかった。 日本で犯罪ものを描くなら、 こういうやり方があるという一つの完成形か。 シリアスにクライム・サスペンスをやると なんか違うなあってなっちゃうんだよなあ邦画って。 こういうコメディっていうか、 人情喜劇的な雰囲気で犯罪映画をやるのが 邦画では合っているような気がした。 テンポもいい。 風間トオルら三人衆の普通の若者っぷりもいい。 風間トオルっていい役者だなって思ったもんなあ。 なんかいいんすよ。 雰囲気というかなんというか。 普通っぽさというかなんというか。 山林王のおばあちゃんを誘拐して身代金を とろうと計画した3人の若者の話なんすけど、 悪いやつが出てこない。 まあ、誘拐するのは悪いことなんすけど、 誘拐のしょっぱなから、 イニシアティブはおばあちゃんのほうにあるわけ。 地元では知らぬものがいないほどの 大金持ちの名家の頭首。 生きてきた年季も度胸も何もかもが 誘拐犯3人衆よりはるかに格上なのです。 誘拐された人質のはずのおばあちゃんが 誘拐犯のリーダーみたいになって それに従う風間トオルたち。 この事件を追う刑事は緒形拳です。 おばあちゃんに多大な恩をうけているので はりきって捜査して、 けっこうな切れ者なので着々と犯人に迫るのだが お…

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