『男の顔は履歴書』を見た【映画】加藤泰監督×安藤昇主演、戦後の闇市を舞台にした任侠ドラマ

2018/03/24 08:14
安藤昇主演の任侠映画。 戦後間もない闇市をめぐって 地主と朝鮮人が争う話。 安藤昇氏は地主の息子で町医者の役。 安藤昇っていう人をあんまり知らなかったんすけど、 本物のヤクザから俳優になった人らしいですね。 昔のヤクザ映画でちらっと見かけたことあるけど、 なんか俳優っていう感じじゃない 変わった雰囲気の人だなあぐらいに思ってたんすけど、 なるほどと。 演技じゃなくて本物だったんだと。 それで独特な雰囲気..

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『名もなく貧しく美しく』を見たんだ【映画】松山善三第一回監督作品

2017/12/22 19:33
聾唖者を主人公にしているんすけど、 これは困難や苦難をわかりやすく見せるための設定であって 病気もの映画ではなくて 内容は普遍性のあるものでした。 生きるっていうことはたいへんで 苦しいことであるっていう話。 耳の聞こえない夫婦の人生物語なんすけど、 耳が聞こえる夫婦の人生物語であっても成立する。 空襲で焼け野原になった町を逃げ回り、 そこから戦後の貧困をなんとか生き残り、 結婚し子供を育て、 働けど働..

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『千羽鶴』を見たんだ【映画】

2017/11/30 19:46
若尾文子のアハンウフンがすごい。 何するのも 悶えながらの若尾文子の演技が 印象に残った映画ですね。 原作は川端康成で監督は増村保造。 やっぱり増村保造監督って 俳優に棒読みさせるみたいですね。 すべてをコントロールして 自分の思うように撮影する監督らしく、 俳優にも自由な演技は一切認めず、 セリフが一語一語はっきりと聞こえるように、 演技させたっていうのをなんかで読みました。 今まで増村保造監督..

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『藪の中の黒猫』を見たんだ【映画】

2017/04/10 08:08
お母さーん。 おっかあでもなく母上でもなくお母さん。 平安時代を舞台にした妖怪化け猫ものの体裁で 母と子、夫と妻の愛情、 戦乱の世のむなしさを描く。 モノクロが美しいですね。 平安時代には白黒映像が良く似合う。 というのは、平安ぐらいだと まだ夜は真っ暗で闇の世界が幅を利かせてるじゃないすか。 その闇の中に物の怪や怪異が潜んでいても おかしくない。 そういうムードが平安にはあるから モノクロで表現..

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『心』を見たんだ【映画】

2016/12/11 08:19
心 [ 松橋登 ] なかなかおもしろかったです。 夏目漱石の「こころ」をATGで映画化したもの。 原作は中学生ぐらいのときに 読んでなんかおもしろい小説だなあって 思ったのを覚えてます。 なんかミステリー小説っぽくて 先が気になって夢中で読んだ気がします。 友を裏切った罪の意識の物語というよりは 過去に何があってあの人はこうなったのかという 謎に迫っていく形式が 夢中で読ませたんだなあ。 また青空..

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『湯殿山麓呪い村』を観た【映画】

2016/02/27 20:03
湯殿山麓呪い村 [ 永島敏行 ] 奇妙なミステリ。 横溝正史系の過去の因縁で禍々しい殺人事件が~ っていうやつのフォーマットなのだが、 奇妙なことが 登場人物が全員、殺人事件に興味を持っていない。 密室殺人が起こるのだが、 誰も事件に興味を持っていないのです。 これはすごい奇妙でしたねえ。 こういう過去の因縁ものって、 過去の事件と現在の事件の関係、 犯人は誰か、 犯行動機は何か、 密室のト..

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