『陽のあたる坂道』を見たんだ【映画】

モノクロ文芸ドラマ。 石原裕次郎に当て書きした小説が原作で、 イメージは「エデンの東」のジェームス・ディーンらしいです。 確かにこの映画の石原裕次郎の役は、 本人のイメージとぴったり合致してて

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『少年時代』を見ました【映画】

少年時代 [ 篠田正浩 ] 井上陽水の歌「少年時代」って この映画の曲だったんすね。 映画の曲が映画を超えて 歌だけ独り歩きして広がっていくことが ありますけど、この曲もそうだなあ。 映画の曲って知らなかったっすから。 少年時代っていう映画があるのを 藤子不二雄A氏の本で知ったぐらい、 映画の存在感はないなあ。 監督は篠田正浩で出来も悪くないのになあ。 内容は戦争末期に東京の空襲をさけるために 田舎に疎開した少年の話です。

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『海と毒薬』を見たんだ【映画】

海と毒薬 デラックス版 [DVD] 日本軍によるアメリカ兵捕虜の生体解剖実験を題材にしたドラマ。 モノクロ。 奥田瑛二と渡辺謙が演じる青年医師が主役かな。 奥田瑛二は実際の手術が始まると 逃げ出したくなって何もできなくなる。 渡辺謙は妙に冷静でいる自分を奇妙に思う。 生きたまま捕虜を解剖するという殺人行為に直面したとき 自責の念や後ろめたさを感じるのではないかと 予想していたのだが、 周囲の人間の様子を観察する余裕すらある心境に 不思議さを感じる。 目をつぶってその場から逃避したいという奥田瑛二と 冷静にその場を観察できる渡辺謙。 なんかわかりますね。 人間には奥田瑛二と渡辺謙、両方の要素があるんじゃないか。 ひどいと思いつつも そのひどさに順応できてしまう。 終戦間際の病院が舞台になってるんすけど、 けっこう医者のやりたい放題なんすよ。 手術中に患者がなくなったけど、 術後になくなったことにするとか当たり前。 どうせ助からない患者なんだから 今死んでもどうということもない。 死について鈍感になってるんすかねえ。 そういう状況のなかで、

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『神阪四郎の犯罪』を観た【映画】石川達三のベストセラー小説を森繁久彌で映画化

「神阪四郎の犯罪」 これは芥川龍之介の「藪の中」、 黒澤明の「羅生門」の現代版ってことかな。 女が一人死んだということが事実であって、 そこにかかわった周辺人物たちが それぞれ証言するのだが、 その証言は自己保身のために嘘でかためられていて 誰が真実を話しているのかわからない。 誰も真実を話していないのかもしれない。 そんな感じの話です。 森繁久彌が若い若い。 森繁久彌って白髪でメガネのおじいちゃんっていう イメージしかないので 若いときの森繁久彌を見るとなんか違和感があるなあ。 若い森繁久彌と仙人のような森繁久彌が 結びつかない。 まあ、女の胸や腕をべたべた触る スケベそうな動きは お、森繁久彌だって感じがしたけどね。 雑誌編集者の森繁久彌が心中騒ぎを起こす。 女は死んで森繁久彌は生き残ったが、 心中を装った女の金目当ての殺人として起訴される。 死んだ女の日記、森繁久彌の部下の女、森繁久彌の嫁、 森繁久彌が担当していた評論家、 などなどが証人として裁判で証言する。 森繁久彌以外の人間は 森繁久彌がいかに女を無碍に扱う卑劣漢であったか 金に汚い不正を行う人間であったかを証言する。 常に演技しているような心ない男。 女にだらしない、女を人とも思わないひどい男。 これだけ聞いているとどうしようもない悪人なのだが、…

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