顔役【映画】を見た

ヤクザとはいったい何なのだろうか「顔役」 鶴田浩二、高倉健主演のヤクザ映画。 任侠道っていうやつですかねえ。 鶴田浩二は昔ながらの考え方を持つヤクザで、 高倉健は舎弟。 筋を通すのが任侠っていう考え方なので、 貧乏くじを引くことも多くて 古参だが組では冷や飯を食わされている。 組長とかにいいように使われてんの。 今回も、埋立地の利権獲得のために 関西勢を抑えてうまくまとめるという仕事を 任されるのだが、 裏では利益を追求するだけで 約束も人情もない外道の計画が進行していたのだった。 まあ、そんなかんじです。 埋立地にまつわるヤクザの入り込み方っていうのが、 あー、うまいこと考えるなあというか、 今、暴力団という存在がクローズアップされてますけど、 土地開発がらみでの 利権のまわりで動くヤクザっていうのは、 昔は今よりすごかったんだろなあと。 この映画が作られてた時代ってのは、 まだまだ日本は急成長中で、 開発ラッシュだっただろうから、 金が集まるところにいろんなよくわからん人や組織が 集まって金を中抜きしてたんだろね。

続きを読む

陸軍中野学校

スパイの根本精神は“誠”「陸軍中野学校」 スパイムービー。 監督は増村保造。 市川雷蔵様が終始、無表情で陰気臭い顔をしている映画とも言える。 なかなかよかったですが、市川雷蔵の出番が後半に集中しているのはなぜだ。 前半、スパイとはなんぞやという陸軍中野学校でのスパイ講義に 時間が費やされて、市川雷蔵の心理の変化の描写がないために、 後半の、かつての許婚をスパイとして抹殺しなければならないという 葛藤や悲哀みたいなものがまったく感じられないのである。 あっさりと殺してしまうようにしか見えない。 そこにはためらいも葛藤も悲しみもなにもない。 ただの無表情の市川雷蔵。 これが前半で、普通の優秀で意欲に燃える青年が、 スパイとしての訓練で徐々に精神が変わっていくということが きっちりと描かれていれば、 無表情であってもいろいろな意味が感じ取れると思うんすけどね。 まあ、訓練の厳しさ、スパイの難しさはちゃんと描かれています。 ノイローゼで首吊りしてしまうやつが出たり、 クラブの女にはまって、 クラブ行く金欲しさに仲間の軍刀を売り払おうとする奴が出たり、 こいつはかなり悲惨で、みんなの前で腹を切ることを強要されて、 構えた刀に向かってダッシュで飛び込んで自ら串刺しになる、 スパイのえげつなさは十二分に描かれている。 のだが、肝心の市川雷蔵がそれでどう…

続きを読む

『黄金の犬』を観た【映画】西村寿行原作、鶴田浩二、島田陽子、地井武男、夏八木勲ら出演のハードアクションサスペンス

黄金の犬 冷たいビールが飲みたい。 そんなアホな。 めちゃくちゃです。 原作は、なんか犬が主人公の冒険小説だとか。 西村寿行のハードボイルド犬冒険サスペンス小説を豪華キャストで 大作映画にしましたというかんじ。 イヌが強い! 鶴田浩二が強い! 地井武男が強い! 犬ゴロと最後の映画スター鶴田浩二と狂気の地井武男の三つ巴。 生き残るのはどいつだ……みたいな。 犬が強い。 あれは犬種はなんでしょか、秋田犬?紀州犬?それとも雑種か? 体格も貧弱で強そうではないのに、クマとやりあったり、 アザラシと戦ったり、ジャーマンシェパードの大群と戦ったり、 しまいにはバイク軍団と戦うのですが、 連戦連勝のとてつもない強さです。 見た目の貧弱さと強さのギャップがすごすぎる。 強いけども、おとなしい。 逃亡中の夏木勲(夏八木勲)と一緒におとなしく電車乗ったりします。 まあ、主人に忠実な猟犬ということですかね。 そして鶴田浩二。 あぶない刑事です。 カニを持って出勤。 仕事場でそれを食いながら酒を飲む不謹慎刑事。 まったくやる気のない刑事だが、巨悪の存在を嗅ぎ取って、 犬を追跡し始める鬼刑事。 なにかといっちゃあ、暴れるし、拳銃の腕前は相当なもので、

続きを読む

日本脱出

日本脱出 日本から脱出したくない~。 残念ながらアホ映画です。 なんだろな、これは。 役者の演技も下手なら、演出もド下手でどうしようもねえぜよ。 監督は吉田喜重で音楽は武満徹。 オープニングロールは岡本太郎が出てきて絵を描くという、 映画の内容とはまったく関係なさそうなもの。 なんだか大物が揃ってるけど、どうしようもなくつまらんです。 まず役者が下手すぎ。 シャブがきれて禁断症状にもがく待田京介。 ガチョウが絞め殺されるときの断末魔みたいな叫び声をあげる桑野みゆき。 ひとりでてんぱって騒ぐ鈴木ヤスシ。 血の気の多い元競輪選手、内田良平。 もうね、滑稽でなんか悲しくなってくるヘボ演技。 隣のパンパン役でちょろっと出演してる市原悦子ぐらいですよ、まともなのは。 演出もまずい。 乱闘っていうか、人がもみ合いになるシーンや、 殺しのシーンがまったくもってお遊戯。 桑野みゆきが内田良平に引きずられていくとことか、 もみあいになるとことか、桑野みゆきがひとりで騒いでるようにしかみえない。 笑う気にもならないどうしようもなさ。 お話もなんだかなあ。 シャブ治療が終って退院してきたドラマーの兄貴と元競輪選手のおっさんに、 半ば強制されてトルコの売上強奪計画に参加させられた鈴木ヤスシ。 鈴木ヤスシは、歌も下手で才能ないのにアメリカ行って本場のジャズ…

続きを読む

もっと見る