『資金源強奪』を見た【映画】深作欣二監督、北大路欣也主演による犯罪アクション

「資金源強奪」 脂っこい。 それにつきるなあ。 北大路欣也という俳優の目力の強さ。 黒い、強い、すばしっこい。 こってりしてるね。 梅宮辰夫もいかにもな悪そうな感じ。 もうね、川谷拓三のやられ芸は国宝級ですねえ。 威勢は良いけど、 勢い良くやられてしまう川谷拓三。 いいなあ。 愛すべきキャラクター。 そんなこってりメンツがそろって、 監督は深作欣二で犯罪もの。 深作欣二監督による臨場感あるアクション映像。 冒頭の銃撃するところとかカメラがぶれぶれで 臨場感あるんすけど、 あれはやっぱ、役者のほうの動きも すごいから臨場感があるんだろうなあ。 運動神経がいいっていうか、 アクションに対して、反応してアクションを返す。 肉体の反応と反応の連鎖。 その俳優同士のやりとりが続くから 映像に躍動感があるんすねえ。 お話は大金をめぐる犯罪サスペンス。 ちょっとコメディタッチなところもありますね。 BGMがおとぼけな感じのところもあるし、 ヤクザの賭場を襲うところなんかけっこうコミカル。 梅宮辰夫が若い未成年を妻にしてて そのやりとりもコミカルです。 川谷拓三と室田日出男の二人のとこもコミカルだなあ。 けっこうあぶない話なんすけどね。 北大路欣也は敵対する組の組長を撃って服役。 出所したら状況はかわってて …

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『告白的女優論』を見た【映画】

女優というイキモノ「告白的女優論」 おしゃべり映画。 舞台演劇っぽいすかねえ。 おもしろいと思ったのが、 カメラの位置。 覗き見してるみたいな視点からの映像作りがなされてる。 画面の半分以上が壁や柱で 真っ黒で隅の方に人物が写ってるとか、 2階から1階を見ているような映像とか 手前の人物なめの後方の人物を遠近感最大で映すとか、 視点の置き方がおもしろかったなあと。 覗き映像ですなあ。 女優の素を覗き見するみたいな感覚になってきて けっこうよかった。 3人の女優についての話です。 演じることが仕事の女優。 生粋の演者というか演技者というか。 男と女の関係の話なんすけど、どれも。 心理的な分析を登場人物が議論しながらやっていく。 そして徐々に顕になってくる女優という生き物。 過去の記憶をえぐりだしていくのだが、 明らかになっていくことが 事実なのか、それすらが演技なのか、 自分自身すらを欺く演技をしているかもという 堂々巡り、皮を剥いても剥いても芯が現れない 本心が見えない状態になっていく。 これがサスペンスでけっこうおもしろかったなあ。 まあ、凝った映像がちょっとうるさく感じるし、 基本的におしゃべり解説映画なので そこもうるさく感じるかもしれないけど、 こういう作り方もおもしろいなと。

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私を脱がせて / カルーセル麻紀

私を脱がせて / カルーセル麻紀 カルーセル麻紀が、家出、性転換、芸能人交遊録、薬物での疑惑の逮捕などなど、 波乱に満ちた人生を語る自伝がこれです。 中身、濃いっすねえ。 この本にはでっかい帯がついてるんだけど、その写真がいいね。 モノクロの写真で髪をアップにしてあごに指をそえてこちらを見てるやつ。 相当、若い時の写真かな。 自然なやわらかい目線で、ふっとこちらを見てる表情がいいね。 カバーにもこの写真使えばよかったのにね。 カバーは赤一色でシンプル。 まあ、内容はかなり濃かった。 薬物疑惑で逮捕されて留置所生活して、疑惑が晴れて不起訴になる話からスタート。 部屋から白い粉がでてきてそれがコカインだということで逮捕されたんだけど、 それがコカインじゃなかったらしく釈放されるかと思いきや、 尿検査で薬物反応がでてたから再逮捕となってまた拘置所に逆戻り。 で、結局、薬物反応っていうのも、 睡眠導入剤や鎮痛剤を飲んでたことでのものだったらしく、晴れて釈放。 結局、無実だったみたいですね。 見た目は女だけど、このときはまだ戸籍は男だから男の房にいれられるわけ。 女性としてあつかうのか男とあつかうのかどっちなんだという 周囲の戸惑いや留置所生活でのおもしろいエピソードなど、 これだけでも1冊できるぐらいの濃さなんすけど、まだまだ序章です。 北海道釧路で生まれ…

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