『心中天網島』を観た【映画】

心中天網島 [ 岩下志麻 ] モノクロ時代劇。 近松門左衛門の心中ものらしい。 商人と女郎のカップルが行き場をなくして 心中する話。 もともと人形浄瑠璃の演目かあ。 それを意識してなのか、 黒装束の黒子がいて岩下志麻や中村吉右衛門の 着物を脱がすのを手伝ったりします。 これは劇だよっていう作り方。 オープニングからして、 監督かな、が電話でロケの話とか いつあれできますかとかスケージュールの話をするシーンがあるので 人形劇を生身の人間でやりますよという導入部になってます。 話はなかなか今の時代どうなんすかね。 これは悲恋として当時は楽しまれていたのだろうか。 甲斐性なしの自営業者が 風俗嬢に入れあげて追い込まれていく。 身も蓋もない言い方するとそんな話だからなあ。 男の嫁は風俗嬢と女の不思議な絆で仲良くなっちゃって お互いがお互いに義理立てするみたいな 変な話になってるし。 まあ、こういう話はあるか、今でも。 奥さんと浮気相手がなぜか意気投合みたいな。

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勅使河原宏監督、三國連太郎主演『利休』を観た【映画】

「利休」 あらすじ・内容 おもしろい。 おもしろかったんだけど、やっぱけっこう退屈かなあ、話は。 映像はおもしろい。 衣装も素晴らしいし、見てるだけで飽きないんすけど、 話がなあ、地味すぎな感はある。 いやあ、素晴らしいのであるけども、 気軽には見れないなみたいな。 利休の伝記映画みたいなもんなんすけど、 政治家と芸術家、 利休の茶の美学と政治の部分にクローズアップした話で、 色っぽい話とか派手なドラマとかはなしで、 静かに進んでいくわけで、 わかるけどわかりづらいっていうかね。 アート映画だなあ。 利休の美学ってのはよくわかる。 茶の湯の才能のすごさ。 センスの良さっていうかね。 庭の花を茶室に生けるんすけど、 部屋に生けた一輪以外の庭の花を全部摘んでしまうわけ。 この感覚、センス。 すげえなと。 茶室の花を最大限に活かすために、 他を全部切り捨てるという判断。 これはなかなか普通の人間にはできない判断っすねえ。 貧乏臭くもったいないと思っちゃうから。

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