『蔵の中』を見たんだ【映画】

>蔵の中 [ 山中康仁 ] 怪奇、デカダンスな世界。 雰囲気はけっこう好きですね。 このたっぷりねっとり時間をかける感じ。 単なるミステリーやサスペンスと考えると 前半、ゆっくりやりすぎで

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『龍三と七人の子分たち』を観た【映画】元ヤクザ老人VS.現役ヤクザ、北野武監督による任侠コメディ

「龍三と七人の子分たち」 どうなんだろなあ、これは。 どうも話がうろうろしすぎで まどろっこしいというかかったるいというか。 結末はわかってて、 そこに行くまでうろうろするのが北野映画なんだけど コメディテイストでそれやられるときついっすね。 オチがわかってるのにうろうろされると 笑いにならないから。 この映画でいえば、ジジイたちと若いヤクザたちが激突するのが 結末だとわかってるのに、 そこになかなかいかないから なんだかまどろっこしい。 役者は最高によかったなあ。 藤竜也はほんとよかった。 子分たちもそれぞれいい味出てたし。 お爺ちゃん役者たちは最高。 中尾彬のああいう使い方は、 その手があったか!って感じです。 ハナ肇の銅像コントにならぶ、 中尾彬の死体コントの誕生だ。 残念なのはやっぱり話の展開が練られてないとこっすね。 大きな流れとして、 引退して老後を過ごしている元ヤクザたちが 今のヤクザたちが気に入らねえということで 組を再結成して今の若いヤクザをやっつけるというのがあるんだけど、 なんかね、すっきり進まないのだ話が。 今のヤクザは仁義も何もなくてひでえやつらだ というのを知るきっかけとして 藤竜也がオレオレ詐欺に引っかかるというくだりがあるのだが、 引っかからないのです。 あれはどうなんだ…

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『内海の輪』を見た【映画】岩下志麻x中尾彬、愛が殺意に変わるときを描く松本清張サスペンス

「内海の輪」 愛情が疎ましさに変わった時、 男と女はどうするか。 なんだろなあ。 あんなに盛り上がってたのに、 些細なことから 覚めてしまう。 中尾彬と岩下志麻がW不倫。 もともと中尾彬の兄嫁が岩下志麻で 兄貴が別の女と逃げて離婚になってんです。 兄貴の居場所がわかって岩下志麻が様子を見にいくとき 中尾彬がついていって その帰りに二人はできてしまう。 始まりが冷静な始まりじゃないっすねえ。 異常な状況下で結ばれた二人は 長続きしないという「スピード」理論が成立ですねえ。 まあ、しばらくはそれぞれ結婚したりしてうまく関係が続きます。 岩下志麻は四国の呉服屋の三國連太郎のとこに嫁ぎ、 中尾彬は考古学者として大学教授の娘と結婚。 それぞれの結婚生活を続けながら、 たまの逢瀬を刺激的に楽しんでいた二人だが 浮気がばれてしまったらという恐怖から ギクシャクしだす。 旅行先で知り合いに遭遇してばれそうになる。 三國連太郎の家のお手伝いが岩下志麻を目の敵にしてて 浮気の証拠の写真を撮って 知ってるぞという手紙を送ってくる。 そうなってくると、とたんに冷めてしまう男。 あんなに楽しかった時間はなんだったのかと。 中尾彬はもうどうやって岩下志麻を切ろうかということしか頭にない。 なにか穏便に誰にも知られずに 縁切りできないも…

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『ミンボーの女』を見た【映画】伊丹十三監督のミンボー痛快サスペンスコメディ

「ミンボーの女」 確か映画公開時に 伊丹十三監督が襲撃されたんじゃなかったっけ。 顔を切りつけられたかして 確か包帯姿で記者会見とかしてたような。 この映画のときだったっけ。 上映しているスクリーンを斬られたという 事件もあったような気がするが。 そういう事件を起こすほど、 この映画はインパクトがあったということだろうか。 物語は暴力団によるホテルへのゆすりたかりを描き、 ヤクザにいいようにされていたホテルマンが 宮本信子演じる弁護士の助けを借りて ヤクザに対抗して 暴力団の脅しに屈しないホテルに変わっていく という感じです。 前半はヤクザの脅しの手口を公開。 後半はヤクザの弱点を公開。 やっぱ、暴力団を恐れなくて良いと 描いたところが暴力団の逆鱗に触れたのだろうか。 暴力をちらつかせるが 実際に暴力行為にでることは少ない。 まあ、でも宮本信子演じる弁護士は 柳葉敏郎に刺されてしまうのだけどね。 後先考えず突っ走る系のヤクザもいる。 そういうヤクザはやっぱり怖いんじゃないかと思ったなあ。 中尾彬や伊東四朗が演じているヤクザは 損得勘定で動いているので ごねても得しないとわかれば 去っていくので対処できるっていうわけっすねえ。 しっかし、気が重くなる映画だった。 コメディタッチで描いてて、 時々コミカル…

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