『殺陣師段平』を見た【映画】

黒澤明 名作セレクション::殺陣師段平 [ 市川雷蔵 ] 芸の道に生きる人間。 殺陣師の話ですねえ。 市川雷蔵主演かと思ったら、 主演は中村鴈治郎だった。 中村鴈治郎が殺陣師の段平を演じてます。 市川雷蔵は大衆演劇の座長の役。 市川雷蔵は演劇の新しい可能性を探るお偉い先生って感じ。 中村鴈治郎は字も読めない昔気質の男。 できた女房を泣かして酒に喧嘩にの古いタイプの男。 剣劇ものをやろうとなって 誰かいい殺陣師はいないかと探すわけ。 中村鴈治郎は昔、歌舞伎の殺陣師やってて 今は劇団の頭取してるんすけど、 殺陣師の血が騒いでわてにやらしておくんなましと やるきまんまんなのだが、 市川雷蔵は、昔ながらの形にはまった殺陣ではなくて リアルな写実的な新しい殺陣がほしいととりあわない。 市川雷蔵は演劇の新しい可能性をさぐる先生ですからねえ。 昔ながらのものではないものを やりたいわけです。 リアリズム?写実? なんですのんそれ? わてわかりまへんわと荒れる段平だったが、

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『愛のきずな』を見た【映画】藤田まことx園まり出演、松本清張原作ミステリー

「愛のきずな」 やばい女ほどなぜか魅力的に見える。 なんかわかるようなわからんような。 藤田まことはサラリーマン。 専務の娘と結婚して 仕事は順調。 娘もいる。 しかし、嫁のおかげで出世してるだけ、 嫁は自分を愛してない、 なんだか窮屈な毎日をおくってる。 そんな日々が雨の日に女をナンパしたことから変化する。 お、なんだかいい女だなあと 車を運転していた藤田まことは 雨止みを待っていた園まりを見て思う。 そこでちょっとした冒険心でナンパするのです。 どこまでですか、送っていきますよ、 この雨やみませんよと。 口の周りが青ひげで青々した藤田まことに そんなことを言われて そうですかと乗る女なんかいないだろって思うけど、 園まりは最初渋るけど けっこうあっさりと送ってもらうことにする。 しかも住んでる場所はけっこう辺鄙なところなんですよ。 知らない男の自動車に簡単に乗り込んで 家まで教えるって危なすぎる。 それがきっかけで二人は知り合って いい仲になっていくわけです。 藤田まことは独身って嘘ついてんの。 園まりはとんかつ屋で女給してるんすけど、 めちゃくちゃ若いというわけでもなく、 かといって中年というわけでもなくの 中途半端な年齢で 一人暮らしなんだけど、 なんかすごく落ち着いてて 普通の女…

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『続・悪名』を見た【映画】勝新太郎&田宮二郎コンビによる痛快任侠ドラマシリーズ第2弾

「続・悪名」 軽妙すなあ。 軽さがいいんだよ、このコンビ。 勝新太郎と田宮二郎の軽さが実に心地よい。 勝新とか田宮二郎って気難しい役をやってるイメージがある。 あんまり若いときのイメージがないんすよねえ。 勝新は年取って 貫禄があるときのイメージしかないし、 田宮二郎は白い巨塔で 苦虫潰したみたいな顔してたような気がするしで、 でも、このシリーズでは軽い軽い。 軽さというか、 ちゃきちゃきというか、 竹を割ったような清々しさを感じるんすよ、ふたりとも。 身のこなしも軽いし、 口も軽く回ってていいコンビなんだよなあ。 ヤクザというか渡世人というか、 一匹狼的なやくざ者である勝新、 男のなかの男やと生き様に惚れて舎弟になった田宮二郎。 この二人のやくざ者のドラマ。 今回は、ひょんなことから大親分からひとつのシマを任されて、 組長家業をやることになる。 田宮二郎には子供ができたし、 自分の女である中村玉緒には びっくりぜんざいの店でもやるから、 カタギになってくれと言われて、 そのつもりだったのだけど、 ヤクザな生き方というのは簡単には抜け出せない。 なんやかやと物騒になってきたところに、 勝新には召集令状が来て徴兵、 田宮二郎は刺されて他界という結末が待っていた。 この田宮二郎が刺されるシーンは印象的で…

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