『アデライン、100年目の恋』を見たんだ【映画】

アデライン、100年目の恋 [ ブレイク・ライヴリー ] なかなか苦しいっすね。 いい感じの雰囲気でよかったんだけど、 あれもこれも全部偶然なんすよ~っていう話で それもこれも全部偶然かあ~、 そういうこともあるわなあ~って思えないわけで。 いや、現実、そういうこともあるだろうけど、 それを物語でやっちゃったら、 物語にならないだろっていうね。 アデラインが偶然、事故で老化しない体になるのは それはいいけども、 息子との出会いとか、 後半のハリソン・フォード登場の展開は偶然にしたらだめだよ。 息子とこれからやっていこうとしたら、 父親がかつて愛した人だったというのはいいんだけど、 偶然出会ったというのはうまくない。 何かの必然というか、 何かの意図がそこにないと話になんないっすよ。 息子が一目惚れで猛烈プッシュしてくるのもなあ。 あれさあ、二人ともパーティーで眼と眼が合ったときに すでに恋に落ちてますっていう演出してたけど、 そういう見せ方なんかロマンチックなようで 逆にロマンがないっすね。

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『波の数だけ抱きしめて』を見た【映画】

波の数だけ抱きしめて [ 中山美穂 ] いいっすね。 ホイチョイ・プロダクションズにハズレ無しとはよく言ったもので これもなかなかよかったなあ。 最後、中山美穂なしのエンディングという 主演のいないラストシーンというのもなかなか攻めてますね。 主演は織田裕二なのかあ。 それにしても、中山美穂と松下由樹の黒さはどうだ。 すごい黒いですよ。 実際に日焼けしてるのかメイクで黒く塗ってるのか。 それにしても黒い。 シーンによって黒さに違いがあるんすけど、 最高に黒いところは影か?ぐらい黒いのだ。 まあ、湘南の話なので現地の女の子っぽさを出そうとしたんすかねえ。 地元の人って逆に日焼けしないように気を使ってるから 白いとか聞くんだけど、 まあ、黒くないと海辺の雰囲気でないっすからね。 織田裕二はいつも黒いので地黒ですね。 時代的に女の子でも思いっきり日焼けするのがいけてる感じだったのかも。 お話は恋のすれ違い。 それだけなんすよ。 織田裕二と中山美穂がお互い両思いなのに 素直に好きと言えない状態でずるずるいってて、 中山美穂がアメリカの親のとこに帰らなきゃいけないリミットが迫ってて ちゃんと思いを伝えられるのか、 二人の気持ちは通じるのかという話。

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『Dolls[ドールズ]』を観た【映画】北野武監督が描く3つの愛の形、菅野美穂、西島秀俊、深田恭子出演

「Dolls[ドールズ]」 北野武が考える愛の物語。 菅野美穂と西島秀俊の夫婦乞食が てくてく歩いて行く。 その先々ですれ違う人々の ラブストーリーをオムニバス形式で見せていく。 菅野美穂と西島秀俊の話は、 結婚寸前で会社のお偉いさんの娘との縁談が持ち上がり、 西島秀俊がそっちを選んだことで 菅野美穂の精神が崩壊。 それを知った西島秀俊は全てを捨てて 菅野美穂と一緒に過ごすことにする。 そして夫婦乞食にみたいな。 あとはなんだっけ。 ヤクザの大親分が若い時に別れた女と再会する話とか。 女のほうは男を弁当作って 待ち続けていたのだ。 あとはアイドルとそのファンの愛の形。 いろいろな愛の形を見せていく。 そのどれもが狂気を感じさせる。 愛と狂気は紙一重。 いや、一緒なのかもしれないなみたいな。 愛するということが 幸せにつながるとは限らない。 むしろ愛ゆえに不幸せになるみたいな。 その不幸の中に、 一瞬の幸福があるのが愛だみたいな。 そういうことなんだろか。 ビートたけしが恋愛を撮ると 甘い楽しい恋愛にはならないのは予想できる。 最近の北野武映画にはない気取りや鋭さのある映像で あまりにも簡素なので コントに見えてしまうような部分もあるのだが 緊張感は持続する。

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『ジェニーの肖像』を見た【映画】ロバート・ネイサン原作、ウィリアム・ディターレ監督による幻想的なラブストーリー

「ジェニーの肖像」 時空を越えた恋物語というより、 芸術家が後世に残る名作をものにする瞬間、 何が起きているのかという 創作の裏側をロマンチックストーリーに 仕立てて見せてくれる映画に感じた。 売れない貧乏画家が 公園のベンチに忘れられていたスカーフから インスピレーションを得て ジェニーの肖像を完成させる。 まあ、ジェニーは過去に実際に存在している女性 らしいんすけどね。 過去の女性と現在の主人公が 恋愛するみたいな。 そういう描かれ方ではあるんすけど、 ロマンチックさはさほどないというかなんというか。 なぜ少女が主人公に引かれていくのか というのがあんまりわからないので。 主人公がジェニーに引かれていくのはわかる。 謎の少女。 謎の女。 たびたび現れては消えて また現れて。 現れるたびに歳を重ねて成長していく。 これは気にならずにはいられない。 大昔になくなった劇場で 両親が綱渡り芸人してるとか言うし、 不思議少女に引かれるのはわかる。 じゃあ、ジャニーはなぜ主人公にひかれたのか。 よくわかんないなあ。 なのであんまりロマンチックラブストーリーには感じなかった。 それよりも芸術家が 作品を創作するドラマとして見たね。 ちょっとしたきっかけが大事っていうかねえ。 画廊の女主人が絵を買って…

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『とらわれて夏』を観ました【映画】ケイト・ウィンスレット×ジョシュ・ブローリン共演のラブストーリー

「とらわれて夏」 真冬に夏映画。 乙なもんだね。 人をたらしこみたかったら 料理がうまくなくちゃね。 料理はうまい、掃除洗濯、家の修理に 車のオイル交換やウィンカーの修理、 タイヤ交換もお手の物。 ダンスもうまくて、 野球で子供の相手もできちゃいます。 そして、物静かで多くは語らないけども いざとなったら腕っ節も強そうな男。 父親、父性はこうあってほしいという理想像が ジョシュ・ブローリンなんすよねえ。 うまそうなピーチパイだ。 でもジョシュ・ブローリンは人殺しの罪で 服役してて 脱走したという男で、 経歴だけみれば極悪人なのです。 ケイト・ウィンスレットは過去の出来事から 引きこもりになってる母親。 息子がいいやつで 中学生ぐらいなんすけど、 夫や恋人のかわりを自分ができないかと 母親の世話をよく焼いてるわけ。 でも、性的にも未成熟で 一人前の男になってない子供の男の子に 大人の女である母親を救ってやることはできない。 そこに転がり込んできたのが ジョシュ・ブローリンってわけ。 たくましい出来上がった男としてのちからを持つジョシュ・ブローリン。 最初は、もう夢中なんすよ、どっちかというと息子のほうがね。 ずっと家にいて欲しいって感じでね。 そのうちケイト・ウィンスレットもジョシュ・ブローリンに…

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『安珍と清姫』を見た【映画】島耕二監督が市川雷蔵と若尾文子共演で描く、道成寺伝説に基づく悲恋の物語

「安珍と清姫」 うーむ、なんだかなあ。 いやあ、市川雷蔵と若尾文子は最高。 いいですね。 煩悩にもだえ苦しむ若きハンサム僧侶の市川雷蔵。 勝ち気で男は皆、われの前にひれ伏すのじゃと 美しさと自信に溢れた美女の若尾文子。 いいんですよ、この二人。 色気ある二人です。 話がいまいちっていうかねえ。 始まりと展開はいいんだけど、 終わり方がなんだかすっきりしない。 もともと安珍・清姫伝説っていう伝説があるらしいっすね。 伝説は細かいところが 微妙に違うバージョンがいくつもあるみたいっすね。 大まかなところでは女のほうが一方的に 安珍に迫っていって安珍はあの手この手で逃げまくる。 怒った女は蛇になって安珍を追う。 あんちんは寺の鐘の中に隠れるが 蛇になった女は鐘に巻きつき安珍を焼き殺してしまう。 そして蛇は入水して自殺。 二人は転生して成仏しましたとさで 法華経はありがたいよってことらしいのです。 この映画では安珍のほうも清姫にホの字なのです。 でも、仏に仕える身で女人にいれこむなど 修行が足りないと我慢するわけですけども、 清姫の猛烈プッシュに陥落しちゃう。 清姫のほうは、自分を遠ざけようとした安珍が 気に食わなくて誘惑するのです、最初は。 男なら誰もが自分を求めてくるのが当たり前と 思ってるプライドの高い美女なんすよ…

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