『人を殺すとはどういうことか―長期LB級刑務所・殺人犯の告白/美達大和』を読んだ【読書】

人を殺すとはどういうことか 長期LB級刑務所・殺人犯の告白 新潮文庫 / 美達大和 【文庫】 何かがおかしい。 読んでいて強烈な違和感を感じた。 この違和感の正体はいったいなんなのかと いろいろと考えてみたんだけど よくわからなかったなあ。 著者の美達大和という人は、 2件の殺人で無期懲役で服役中らしいのだが、 そういう人物が本当にいるのだろうか、 そういう設定の作家が書いた小説っていう フェイクリアリティものなのだろうかと まず思ってしまった。 何か変な違和感の正体はそこかと最初は思ったけど、 美達大和という人は実際にいるらしい。 まあ、ほんとのとこどうなのかよくわからないけども。 それから思ったのが、 この書き手は人生を受験勉強のようにとらえているということ。 計算式をうまく速く解くことのように 生きるということを考えている。 服役する前は金銭的にも社会的にも 相当に成功していたという記述がある。 子供の頃は

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『藤子スタジオアシスタント日記~まいっちんぐマンガ道~/えびはら武司』を読んだんだ【読書】

藤子スタジオアシスタント日記 [ えびはら武司 ] いや~ん、まいっちんぐ。 懐かしいなあ。 「まいっちんぐマチコ先生」ってアニメを 幼稚園児ぐらいのときに見てたなあ。 エロコメディなんすけど、 ものすごくエロさを感じてた記憶があります。 今見てみると絵柄はかわいい系で 雰囲気はほのぼのな軽いお色気なんすけどね。 ボインなお色気先生が生徒にエロいいたずらされて、 いや~ん、まいっちんぐ(まいったのing形)と決めポーズするだけ。 でもけっこうえげつない悪戯が多かったような。 いやー、子供のリビドーにビンビンきたなあ。 そのまいっちんぐマチコ先生の作者のえびはら武司氏は、 藤子不二雄氏のアシスタントをしていたらしいです。 その頃のお話を4コマ漫画で書いてあるのがこの本。 藤子不二雄は安孫子素雄と藤本弘の二人組の漫画家で えびはら武司氏は主に藤本先生のアシスタントをしていたとのこと。 時期的には「ドラえもん」の初期で 人気がまだ全然なかったときみたいです。 その頃は安孫子氏が好調でいろいろ連載してて、 藤本氏は不調な時期だったらしくて、 アシスタントはほとんど安孫子氏の手伝いにまわり、 えびはら武司氏一人が藤本氏の手伝いをする感じだったそうで、

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『78歳いまだまんが道を…/藤子不二雄A』を読みました【読書】

78歳いまだまんが道を… [ 藤子不二雄A ] 藤子不二雄という漫画家は不思議なマンガ家ですね。 安孫子素雄氏と藤本弘氏の二人のコンビ。 原作と作画という分担があるわけではなくて、 二人ともそれぞれで お話しを考えるし、絵も描ける。 綿密に話し合って分担していたわけじゃなくて、 こっちは俺がやるからそっちはお前ぐらいの 感じで自然に分担していたらしいのです。 喧嘩になったり、どうするかでもめたこともない。 なんとも不思議なコンビですね。 子供心を忘れずに児童漫画にこだわり続けた藤本弘氏。 社交性を身に着け大人の世界での 経験を漫画に反映させていった安孫子氏。 手塚治虫に憧れて 手塚治虫タッチから出発した二人だけど、 個性はかなり違いますね。 そんな藤子不二雄の藤子不二雄Aである安孫子氏が 漫画家になるいきさつや トキワ壮時代のことなど を語ったのがこの本です。

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