『ランナウェイ/逃亡者』を見た【映画】ロバート・レッドフォード監督・主演、社会派サスペンスドラマ

「ランナウェイ/逃亡者」 サスペンス・アクションではないです。 あらすじだけ読むと 逃げる追うの逃亡者ものっぽいんすけど、 サスペンスもアクションもメインではない。 いや、逃亡はするんですよ。 FBIも追いかけるんですよ。 でも、そのスリルとかハラハラをうまくは描けてない。 何十年も昔にやりのこしたことにけりをつける話で、 これはサスペンスやアクションの要素はなしで ヒューマンミステリードラマ風にやるのが ぴったりなんじゃないかと思ったなあ。 ロバート・レッドフォードの監督作はこういうの多いっすね。 一見、渋いとかいぶし銀とか言われそうな感じで いい感じふうに思えるんだけど、 出来がよくないだけなんじゃないかみたいな。 サスペンスアクションの要素はいらなかったなあ。 FBIは間抜けという描かれ方してるし、 三流新聞記者はなぜか簡単に事件の真相を知るし、 こんなんだったらFBIも記者もいらないよ。 間抜けFBIと得意技はググることの凄腕三流記者が 出てくることで話が安っぽくなっちゃってるから。 そんなことよりも、 何十年も逃げ続けるかつての過激派たちが 長い逃亡生活のなかでどう変わったのか 変わらなかったのかという部分に焦点をあわせた 人間ドラマを見せて欲しかったなあ。 ロバート・レッドフォードが何を考えてるのか、 どう変わっ…

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『360』を見た【映画】アンソニー・ホプキンス、ジュード・ロウ、レイチェル・ワイズ出演、アルトゥール・シュニッツラ…

「360」 頭と尻尾。 つながっていないようで繋がっている。 頭はしっぽを見ても それが自分の尻尾だと気が付かない。 しっぽは頭を見ても、 それが自分の頭だとは気が付かない。 けれども、頭としっぽは確かにつながっている。 そんな感じのオムニバスストーリーです。 アルトゥル・シュニッツラーの戯曲「輪舞」の映画化らしい。 輪舞って1900年初期に作られた作品らしいぜ。 よくもまあこんな古典を今映画化しようと思ったもんだ。 監督は「シティ・オブ・ゴッド」のフェルナンド・メイレレス。 群像劇はお手の物って感じか。 登場人物がたくさん出てきて細かいエピソードが積み重なって バラバラに見えた出来事が つながって一つの輪を形成するという展開。 輪が閉じて円環完成となるのだが、 それでどうにかなるというわけでもない。 個々の独立したドラマに見えるものが お互いに関わりあって、影響しあって、 成り立っている。 まったくの独立した個のドラマは存在しないのだみたいな、 それを見せる映画かな。 だから、それぞれのエピソードは大したものじゃないです。 まあ、最後の娼婦とヤクザのところは 多少、クライム・サスペンス的な盛り上げを見せるけども、 基本的にはつながりがあるという部分に 映画の焦点はある。 どのエピソードがおもしろかったかなあ。 …

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親になるということ『シティ・オブ・メン』を観た【映画】

「シティ・オブ・メン」 父と子供の物語。 なんか「シティ・オブ・ゴッド」の続編みたいな題名で、 映像の質感もそうなんすけど、別に続編というわけでもないみたいっすね。 ゴッドの監督が製作に絡んでるぐらいで、 続編というわけではないけども、 ゴッドの空気は受け継いでるアナザーストーリーみたいな。 二人の若者が主人公で、父と子という血の連鎖を感じさせる話だったなあ。 彼らの父親たちにある因縁。 それを知った彼らがまた同じ因縁を作るのか、 それとも友達のままいるのか。 基本的にはドラマです。 アクションとかサスペンスとかそういうジャンルじゃないっすね、ヒューマンドラマ。 友情、親子愛、そういう系っすねえ。 そのドラマを盛り上げる装置としてギャングの抗争が描かれる。 丘をめぐっての抗争。 現在のボスが外の勢力と手を組んだ裏切り者に丘を追い出される。 丘を取り戻すために武装して丘に戻ってくる。 主人公の二人はギャングの構成員じゃないんすよ。 まあ、ギャングともみんな知り合いで友達みたいな感じなんすけどね。 子供たちがマシンガンやライフルで武装してドンパチです。 これを日本でやったら、 エアガン持ってサバゲーしてる子供にしか見えないだろうけど、

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