わたしを離さないで【映画】を観ました

家畜の悲しみ「わたしを離さないで

カズオ・イシグロの小説の映画化作品。

小説のほうはだいぶ前に読んだ。

というか、読めなかったなあ。

読み進んだけど、

うーむ、これはおもしろくないな、

読むのが苦痛だなと

途中から思い出して、

もう読まなくていいなと思って、

途中でちゃんと読むのをやめて、

ところどころ飛ばし読みして

本を閉じたってかんじだった。

結局、なんの話なんだろ、

よくわからんなという印象が

残ったのです、小説のほうでは。

映画のほうは、小説よりも

わかりやすく作ってありましたね。

主人公たちが、

どういう存在でどういう世界なのか

ということがモノローグとかで

たびたび説明されるから、

ああ、そういう話ねというかんじで、

何がしたいのかよくわからない

という状況には、

見ててならなかった。

わかりやすくしたせいなのか、

うーむ、これでは

ただの下手なSFではないかと

思ってしまったな。

臓器提供者として

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復讐捜査線【映画】を見た

年老いたメル・ギブソンががんばる「復讐捜査線

いやー、これはいまいちだったなあ。

メル・ギブソンは役作りなのか、

ほんとに老けただけなのか

どっちかよくわからないほど、

おじいちゃんになってますね。

うーむ、成人した娘がいる設定だから、

あれくらいの老け具合が

正しいのかもしれないけども、

メル・ギブソンの刑事ものというと、

リーサル・ウェポンなんですよねえ。

いまだにそのイメージがあるので、

拳銃もって暴れまわってると、

どうしてもリーサル・ウェポンを思い出しちゃう。

あのときは若かったからなあ、

その残像と今のメル・ギブソンとの

落差で老けすぎじゃないかと

感じてしまったな。

まあ、内容もあんまりよくないですよ、これ。

娘と父親の強い絆はわかるのだが、

嫁はどこいった?

まあね、娘と父親の強い絆がベースにあって、

話は政府機関の陰謀とか、

壮大になってくるのだけどね。

まったくもってスリルがない。

裏のフィクサーとかも出てくるんだけど、

なぜこうもサスペンスが盛り上がらないのか。

出だしはけっこう好調。

久しく会ってなかった娘が帰宅。

ゲロを突然吐いたり、

なにかおかしいんだけど、

話を聞く前にメル・ギブソンの目の前で

ショットガンで撃ち殺されてしまう。

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ゴーストライダー【映画】を見た

骸骨男参上「ゴーストライダー

ちょっとなんかわけわかんないっすね。

アメコミの実写映画化ということで、

主演はニコラス・ケイジ。

ケイジはアメコミとかファンで

好きらしいので、

けっこう力入れて

映画化したと思うんすけど、

よくわからない話だなという

印象が残った。

悪魔と契約して

悪魔の手先として働かされることに

なった男ということなんすかねえ。

契約もだまして

適当に結ばせた契約なんすよ。

あんなの違反なので

無効ですよ。

悪魔との契約というのは、

契約者は悪魔の存在を

心底信じていなければ結ぶことが

できないし、

魂を引き換えにするということを

理解したうえで

自ら契約しなければ

契約が有効にならないのです。

この映画では、だまされたというか、

なんか適当に契約が結ばれてしまう。

契約と引き換えに、末期ガンだった父親は

元気になるんすけど、

すぐに悪魔の仕業で事故死してしまう。

意味わからん。

メフィストが好き勝手にやってるだけで、

人間が悪魔と取引した後ろめたさとか、

契約の恐ろしさみたいなのが

まったくない。

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アンジェラ【映画】を見ました

ついてない俺のもとに巨女天使が舞い降りた「アンジェラ

これはけっこう好きですね。

リュック・ベッソンのラブストーリー映画。

プロデュース業ばっかりやってて、

自分で監督することが

あんまりなくなってるリュック・ベッソンですが、

この映画はこじんまりとした

かわいらしい小品ですね。

借金が返せずギャングから命を狙われる

最低のチビでバカな男のもとに、

天使がつかわされてという

ラブコメなかんじの話でね。

モノクロでひねりもない話の展開でね、

昔の名画を見ているような雰囲気。

映像がなかなかいいんですよ。

アンジェラとニケ像を重ねて見せる演出とか

ああいうのは、いいなあと思いますね。

うまいと。

映像で語ってるねえって思う。

映像はいいんだけど、

物語のほうはちょっといまいちかなあ。

アンジェラの正体を中盤ぐらいで

あっさりとばらすのはどうかと思った。

ばらしかたも、

灰皿を浮遊させるという、

ロマンもなにもない見せ方で

なえるし、

あれは最後まで正体不明で

ひっぱったほうがいいんじゃないかと

思ったなあ。

ギャングとの対決のシーンも、

なんであれですっきりしたあって

なるのかよくわからん対決だったし。

そういう話の展開で見せる部分は、

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スプライス【映画】を見た

子供をもてあます親「スプライス

バイオホラーと思いきや、

親子関係のちぐはぐさを描いたドラマなのであった。

自分の分身である

子供のすべてを支配したいと

望む親の心理。

成長するごとに

その支配から逃れたいという

気持ちが芽生えて反抗していく子供の心理。

そういうのを

バイオSFの設定で描いた映画なのです。

だからバイオ関係の描写が

ものすごくいい加減で適当。

DNAを合成して新生物を

作ったりしてるのに、

扱いが雑すぎる。

新生物なのに素手で触りまくり、

メスを口でくわえたり、

どんだけ適当なんだよと。

デザインもなあ、

人間タイプの前に出てくる奴は、

チンポの親玉みたいな肉塊。

道祖神かよ。

人間のDNAをミックスしたやつは、

小さいときはねずみみたいで、

成長すると瀬戸内寂聴です。

あんまりぱっとしない造形ですね。

SFサスペンス的な部分がまったく盛り上がらないので、

かなり退屈に感じるというか、

もう1時間ぐらいたったかと

思って時間見たら

まだ30分ぐらいしかたってなかったりと、

かなり長く感じる。

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神々と男たち【映画】を観ました

信仰は希望か足枷か「神々と男たち

なんか重いっすねえ。

宗教者の話なんすけどね。

実話らしいですよ。

アルジェリアで起きた

フランス人修道士誘拐・殺害事件を

ベースにしたドラマ。

実話ベースなので、

派手な演出はなく、

静かなトーンで最後までいきます。

内戦状態なんすねえ。

イスラム教徒による虐殺テロ、

国軍との戦闘が激化する状況において、

修道士たちは、

この地にとどまるか、

一時国外に退避するべきか、

その決断を迫られる。

修道院には医者もいるし、

少ないながら薬など物資もあるので、

貧しい村の人たちにとって、

修道院というのはありがたい場所であるわけです。

敬虔なキリスト教徒である彼らも、

信仰に基づいた生活を営んでで、

できることならこのままとどまりたい。

ただ、状況は日に日に厳しくなってくる。

テロリストにたいしても、

治療を行うし、

それを良く思わない国軍のやつらもいるし、

内戦は収まりそうもない。

退去するか留まるか。

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サンシャイン・クリーニング【映画】を観た

特殊清掃で心の清掃しませんか?「サンシャイン・クリーニング

設定がおもしろそうだったので観てみました。

主人公が特殊清掃業を始めるんすよ。

事故現場、殺人現場、自殺現場、

病気で死んだ人の部屋など

血や体液で汚れた現場を清掃するお仕事。

孤独死やら無縁社会やらいわれてますね、

最近の日本でも。

けっこう儲かるというか、

ニーズはあるみたいで

隠れた成長産業らしいのだが、

昔はどうだったんすかねえ。

事件や事故は今も昔もあっただろうし

あれかな、

人知れず死んでしまう人が少なかったんすかねえ、昔は。

誰かが看取るか、

病院で死ぬか、

一人暮らしでも異変が起こればお隣近所が

すぐに気がついたから

特殊清掃は必要なかったのかしら?

よくわからんのだけど、

裏の仕事であまり大きな声で

語られることがなかっただけで、

昔からニーズは高い職種だったのだろうか。

まあ、よくわからんけども。

この映画は負け犬ドラマというか、

人生の悲哀ドラマというか。

辛いけど、

前向きに生きていくしかない。

それしかないんだなという感じのドラマでしたね。

主人公はシングルマザーでハウスクリーニングで勤めてる。

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洋菓子店コアンドル【映画】を観ました

見た目はおいしそうなケーキだが中身は…「洋菓子店コアンドル

これは、なんだろうなあ。

見た感じものすごくデコラティブで

おいしそうなケーキなんだけど、

食べてみたら豆腐だったあ~みたいな。

ドラマティックさを演出しようとして

いろいろ用意してあるのは

わかるのだけど、

うまくいってないというか。

困難があってそれを乗り越える。

トラウマがあってそれを乗り越える。

そういう展開を作ってあるんすけど、

簡単に乗り越えすぎだし、

どうしてそれで

乗り越えられるのかと

疑問に思うところが多すぎる。

役者がみんな芸達者なので、

まあ、なんか普通に見れてしまうのだけど、

役者のうまさで乗り切ってるだけなので

逆に安っぽさ、

薄っぺらさが目立ってしまう。

蒼井優はうまいですねえ。

気持ちで役作りするタイプだなあ。

田舎っぺ大将ですよ、役どころは。

鹿児島から上京したカッペが

都会もんは冷たいのおと

自分の田舎流儀をごり押ししまくる。

うわー、こりゃ近くにいたら

大変だなみたいなキャラクターなんすよ。

若くて浅はかで田舎っぺという役柄を

メソッドアプローチで演じきる蒼井優。

蒼井優ってけっこうもう年いってますよね。

でも中学生とか高校生ぐらいに見える。

田舎から出てきた子供っぽい女の子にちゃんと見える。

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婚前特急【映画】を見た

婚前特急

吉高由里子主演のコメディ。

結婚とは?良き伴侶を得るには?

みたいな話です。

タイプの違う5人の男と付き合う主人公。

なんで一人にしないのと

言われて

一人と付き合うと

旅行に行くとしても

その人の都合が悪かったら

一緒にいけないし、

ご飯を食べようとしても

スケジュールが合わなかったら

一人になっちゃうじゃんと答える主人公。

こんなこと言ってる人回りにいたなあ実際に。

え?一人で食べたらいいじゃないと

友達に言われてましたけど、

いろんな人と付き合うことで

時間をフルに有効活用してるんだ

というつもりらしいです。

でも、友達はあっさりと

できちゃった婚を決め、

そろそろ私も結婚を考えたほうがいいのかもと

5人を整理し始めるんすよ。

そんで一番メリットもない、

なんで付き合ってるのか

わからない男からきろうと

するのだけど、

相手から、え?おれたち付き合ってないじゃん、

だからこれまでどおり体の関係だけは

続けようといわれて大ショック。

プライドが傷ついた彼女は、

男に復讐を考えるのだが…と。

そういうコメディですね。

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恋はデジャ・ブ【映画】を観ました

自己啓発ムービー、こうすれば難い女も落ちる!「恋はデジャ・ブ

コメディー。

SFかな。

同じ日を繰り返してしまう男の話。

こういうのありましたね、

SF小説で。

永遠に明日が来ない。

今日が終わって寝て起きたら、

また今日が始まる。

恐ろしい。

死ぬことも出来ない。

自暴自棄になって、

普通じゃできないことをやってみるんすよ最初はね。

暴走運転、盗みとか犯罪がらみのことや、

片っ端から女をくどいて寝るとかね。

ナンパも事前に相手の情報をしこめるわけ。

1日目は、声かけて出身とか学校とかを聞き出す。

2日目はその情報をつかって

学生時代の知り合いのように話をあわせる。

そうやって失敗しても、

一晩たったらまたリセットになるから

失敗したところから違う展開でやり直せる。

そんなかんじで、

町の住人のすべてを把握し、

何が起きるかも把握し、

いろいろ遊びもするんだけど、

明日はこない。

自殺も試みるも、

一晩たてばまた同じ日が始まる。

これは怖いっすね。

なんでこうなったのかっていうのは、

劇中、明らかになってない。

神のいたずらか、

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