『天河伝説殺人事件』を見た【映画】内田康夫原作、市川崑監督、榎木孝明が浅見光彦を演じたミステリー





天河伝説殺人事件

こりゃダメだな。

狙いとしてはもろに市川崑監督の金田一耕助シリーズをやろうっていうものなんだろなあ。

劇場公開当時、CMで「二人静」がよくながれてたのを覚えてます。

中森明菜が歌ってましたね。

映画の中では使われてなかったように思うけど、

映画のイメージソングってことっすかね。

最後に浅見光彦事件ファイル1ってでるから、

シリーズ化して続編を作る気満々だったみたいだけど、

なぜか続編は作られず。

映画の出来がイマイチだったからなのか、

原作者の内田康夫が乗り気じゃなかったのか、

市川崑監督がのらなかったのか、

角川春樹が手を引いたからなのか、

なんなのかってかんじですが、

映画の出来は、市川崑の横溝正史の金田一耕助シリーズを意識した

キャスト、画面作り、ストーリーになってます。

ああ、春樹がぱくられたからシリーズ化しなかったんだったっけか。

能やってる一族の話だけあって、能のシーンもあって雰囲気をもりあげます。

岸恵子とか出てくるし、

刑事役はおなじみ加藤武だし、石坂浩二もでてくるしで、

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生首情痴事件

生首情痴事件 [DVD]




乳首を死守せよ大作戦「生首情痴事件


なんだこりゃ。

ピンク映画なんすかねえ。

ホラーなストーリーなんすけど、ベッドシーンが頻繁に登場する。

あはーん、うふーん、いやーん、ああーんみたいな古臭いエロシーンなんすけど、

乳首は死守するのである。

Hシーンなんすけど、男優と女優の下半身は重なり合わない。

男が女の首筋とか唇とかにキスして、手は胸の辺りを揉んでるのか、

ただ置いてるだけなのかぐらいの動きなのである。

あはーん、うふーんって、そりゃないわ。

乳首がカメラに写りこまないように、

女優と男優が交代で手を乳首に添えて隠してるのには、

笑ってしまった。

なにこの連携プレー。

乳首ブラックホール。

手が乳首に吸い付いて離れない!

極めつけは股間の隠し方。

股間に開いた雑誌が置かれていたのには、

笑いを通り越してシュールな気分になった。

フランスの前衛映画を見ているような感覚。

股間に雑誌…、どういう意図が。

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陽のあたる場所

陽のあたる場所 [DVD] FRT-014





邪魔なあいつを早くなんとかしなければ…「陽のあたる場所



モノクロ。

1951年のアカデミー賞作品。

監督賞とか6部門を受賞してるみたいです。

作品賞はとってないんかな。

けっこう面白かったっすね。

萩原健一主演の「青春の蹉跌」を思い出したなあ。

貧乏な青年が、金持ちのお嬢様と未来の仕事をゲットできそうになってきて、

今の恋人が邪魔になって恋人を殺すというストーリー。

モンゴメリー・クリフトは貧乏暮らしで育った青年。

金持ちの叔父に見込まれて仕事にありついて、将来にも期待される。

金持ちのお嬢様、エリザベス・テイラーにあこがれてひそかに恋心をもっているのだが、

どうせ高嶺の花だってことで、

同僚の田舎くさいけどかわいらしい女と関係をもつんすよ。

まあ、ここまではいい。

田舎貧乏青年のささやかなサクセスストーリーなのですが、

無理目の女だと思ってたエリザベス・テイラーが、

なんとモンゴメリーに気があることが判明。

両思いになって結婚っていう話になるんすよ。

もう、これは夢かっていうぐらいの幸運なんすけど、

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トランスフォーマー/リベンジ

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コンボイ無双「トランスフォーマー/リベンジ



おもしろい。

前作より断然こっちのほうがおもしろかった。

トランスフォーマーってなんだっていったら、

アニメ、漫画、子供向けのロボットおもちゃなわけで、

実写だからといってシリアスにする必要はまったくないわけで、

リベンジは、もうほんとにマンガみたいな展開なんすよ。

アニメだな。

ちょこちょこ笑いをはさんで軽い展開でアクションはど派手。

深い意味はまったくないというやつです。

実際、話はよくわからんのです。

なんかを探してるらしいのだが、それがどんな意味があるのか、

なんでそうなるのかというのはまったくわからん。

まあ、それでいいんすよ。

アニメだから。

コンボイ無双でがっつんがっつん敵をぶち殺して、

おお~、強い~、と思ったらあっさりと逆に殺されてしまうオプティマスプライム

強いのか弱いのかさっぱりわからんが、

それでいいのである。

主人公は新しく始まる大学生活でうきうき。

トランスフォーマーのことはもうどうでもいいみたいな。

地球の命運とかどうでもいい、それよりもキャンパスライフが大事とか、

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三十九夜

三十九夜 [DVD]




主人公巻き込まれ型サスペンスのお手本「三十九夜



ヒッチコック監督作品。

モノクロ。

今見るとかなり陳腐なかんじがします。

陳腐というか、なんだろな、まあ古いってことかなあ。

巻き込まれサスペンスの原型がここにある。

演出の方法が今の目で見るとしょぼいというだけで、

出来が悪いということではない。

なんかかなりご都合主義に話が進むように感じてしまう。

ミステリサスペンスなのにあんまりスリルがないんすよねえ。

1935年の作品だからなあ。

ひょんなことから普通の青年がスパイの陰謀に巻き込まれるという話。

こんな昔にすでにサスペンス映画の形態ってのは、

ある意味完成していたというか、

全然進化してないというか。

あんまりおもしろいもんでもなかった。

主演のロバート・ドーナットはなかなか優男。

ミュージックホールで銃声がとどろき騒ぎになる。

そこで知り合った女性を家に泊めると、

彼女はスパイで組織に狙われていると。

まあ、なんか小指がない男が

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奇蹟の輝き

奇蹟の輝き [DVD]



死んだら驚いた!「奇蹟の輝き



死後の世界。

ロビン・ウィリアムズ主演の大霊界ツアー映画。

死んだらどうなるんすかねえ、ほんとに。

死んでもなんかしないといけないのもしんどいし、

また生まれ変わって新しい人生をやるのもしんどいし、

死んだらすべて終わりにしてほしいと思うのだが。

けっこう色にこだわってる監督やね。

青、紫の花が印象に残ってる。

絵画的表現もおもしろいかも。

全体的に甘い雰囲気。

ロビン・ウィリアムズとかアナベラ・シオラが終始ニコニコしている。

幸せだったときの表現として、みんなにこにこしてるんだと思うのだが、

少々、甘ったるい演技のように感じた。

現実感があまりない。

現世と死後の世界の区切りがあんまり感じられなかった。

境界線をあんまり明確には描いてなかったなあ。

始めっからどこかふわふわして現実感がない。

まあ、話的にはどういうのかというと、

自殺して地獄に行った妻をロビン・ウィリアムスが助けに行くという奴です。

子供が二人死んでしまう。

その後、ロビン・ウィリアムズも死んでしまう。

残された妻は、もしあのとき私がああしていれば

子供も夫も死ななかったのではないかと、

自分を責めるようになって、自殺してしまう。

ロビンと子供たちは天国行ってんだけど、

奥さんは地獄行き。

生をまっとうした奴は天国で、自ら命を途中で絶ったものは地獄。

キリスト教ってそういう考えだったっけか。

そんなアホな、妻は生きているときも苦しんで、

死んでからも罰っせられなければならないのか、

そんなアホなとロビン・ウィリアムズは憤慨。

おれが彼女を天国に連れ戻すと地獄に行くわけです。

最後は愛。

愛の力は偉大なりということで話はおしまい。

うーむ。

非常にふわふわとしたとらえどころのない感触。

甘い雰囲気もちょっと苦手かなあ。

現世での後悔を死後の世界で挽回する。

この世はほんとに後悔することばかり。

あのときああしていればと思うことばかり。

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こわれゆく世界の中で

こわれゆく世界の中で [Blu-ray]




どいつもこいつもまったく困ったやつらだぜ「こわれゆく世界の中で




人間ドラマ。

お昼の枠にやってる昼ドラみたいなかんじだなあ。

ジュード・ロウが主人公。

なんか都市開発をやる設計士みたいなかんじ。

建築家かなあ。

友人と二人で会社やってて、かなりでっかいプロジェクトをやってる。

事務所が治安の悪い地域にあって、盗みに入られる。

ヤマカシ少年が天窓から侵入で、パソコンごっそり根こそぎいかれます。

その窃盗団にいるヤマカシ少年の母親がジュリエット・ビノシュで、

窃盗事件をきっかけに二人が知り合ってパコパコする展開。

なんかジュード・ロウがとんでもなくだめ男に見えた。

恋人とうまくいってないんだな。

いまいちうまくいってない。

連れ子ともいまいちうまくいってないっぽい。

なんか病気なんだろな。

鬱かなんかで恋人も娘もどっか不安定。

娘は夜中に寝ないで器械体操やり続けたり、

タオルの色が気に入らないとか神経質だし、

恋人もなんか病んでるっぽいけどなあ。

美人だけど。

この恋人母娘の輪に自分も入りたいのだがうまくはいれない。

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神童

神童 [DVD]




全然大丈夫じゃない「神童


意味不明。

何がしたかったのか。

なにがなんだかさっぱりだった。

神童というのは成海璃子のことなんだろか。

ピアノの天才だという描写があんまりなかったような気がする。

成海璃子がピアノを弾くとみんなが聞き入ってしまうという描写ぐらいで、

神童とか超絶うまいとかまでの描写がなかった。

松山ケンイチとの関係もよくわからない。

よくわからないままなんか仲良くなってたし。

なにがなんだかよくわからないまま話が進んでいくのが、

なんか気持ちが悪いというか、

だんだんいったいなんなんすかみたいな不愉快さを感じてきてしまった。

それに、最後の展開はいったいなんだろか。

来日した有名ピアニストの代役でピアノを弾くことになるんすけど、

なんだこの展開は。

どういうことになってんだろか。

なぜ代役に指名されるのか、当日いきなり指名されるのはなんでなのか、

まったくわけがわからない。

なんかもやもやしてたのが、最後でなめてんのかと。

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ネットワーク

NETWORK [DVD]



不倫浮気本気「ネットワーク



テレビの話。

視聴率を稼いで収益をあげようとやっきになるTVネットワークの話。

なんか、想像していたのとは違った。

もっとサスペンスっていうか、スリル系の話かと思ったんすけど、

じじいと野心的な若い女のどうでもいい恋の話に随分時間を費やしてる。

なんかよくわからん印象。

浮気を本気と勘違いするアホなじじいと、

恋も打算と計算でする肉食系の女との色恋沙汰で、

この映画の肝心のところの印象がぼやけた。

あのじじいはいったいなんなんだ。

会社を追い出されて頭がおかしくなったのか。

近づいてきたフェイ・ダナフェイを

これはおいしいとパックンチョ。

フェイ・ダナウェイもおっさんに利用価値があると思ってきとるのだから、

これはお互い利害が一致していいねってことで浮気するんだが、

なぜか、これは本気の恋だとかおっさんがぬかすのです。

嫁さんに恋しちゃったんだよねえとか、

ありえないこといって別居。

ネットワークの行方よりおっさんのわけわからん色恋のほうに目が釘付けだわ。

ネットワークという題名だから、

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楢山節考

楢山節考 [DVD]




共同体存続のために「楢山節考



坂本スミ子が若い。

70歳代の老婆というには若々しすぎるような気がしたが、

前歯を削るか抜くかしてのデ・ニーロアプローチでの演技は、

なかなかよかった。

抜かずにそれらしく見せることはできんかったのだろうか。

歯を抜くって大変だぜ。

奥歯とかならまだわかるが前歯をいくとはすごいけど呆れもするぜ。

今ならCGだが、当時でも特殊撮影でどうにかできたんじゃないんすかねえ。

まあ、すごい根性だけど。

これって姥捨て山伝説をもとにした映画なんすかねえ。

年寄りを口減らしのために山に捨てるならわしって本当にあったんすかねえ。

ただの言い伝えっすかねえ。

この映画で描かれている共同体のあり方って典型的な日本の村のあり方なんすかね。

長男が家を継ぐから次男とか三男は完全にお荷物。

生まれたら捨てられることも少なくない。

盗みをした家は、生き埋め。

どれもこれも共同体を存続させるための方法。

閉鎖的なコミュニティを続けていくためには、

個の希望とか幸せとかそういうのはまったく省みられない。

まあ、そういうもんなんでしょうね。

緒方拳が母親を背負って山に捨てに行く。

お婆は悟りきって落ち着いてるけど、

普通、無理だよなあ、あの落ち着き方は。

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