セルラー

セルラー なーんだかB級サスペンスっていうかC級サスペンスっていうか、そんな感じです。 映像のつくりがちゃっちいので、そう感じるのかも。 まあでも、第1級じゃないけど、それなりに楽しめる。 けっこうコミカルで笑えるから。 監禁されたキム・ベイシンガーがぶっ壊された電話の残骸をどうにか使えるようにして、 線をカチカチあわせて、つながった!とやっている姿はかなりユーモラスです。 生物の教師って、キムが?あのキムキム・ベイシンガーが?ってかんじ。 演技力はあんだけど、 彼女は妖しい謎の娼婦とか、スケベなビッチとか、そんなイメージだから、 か弱い生物教師で子供思いの母親っていうだけで、なんだか笑えてきた。 そして彼女の電話と偶然つながった若者クリス・エバンス。 こいつもかなりのものです。 なんつうか、典型的なアメリカンなビーチマッチョマンっていうか、 ふられた女とよりを戻すことしか考えてない能天気ガイ。 そんな彼が大活躍ですよ。 彼は携帯電話なので、電波がきれる~とか電池が切れる~とかなるんですが、 その回避方法の描写がかなりコメディーチックなんでずっこける。 開店セールで混雑している店に充電器を買いにいくところなんか、 裸の銃を持つ男か?なんておもったりして。 他にもウィリアム・H・メイシー演じるもうすぐ警察やめてスパを夫婦で開店する予定の刑事とか、 車を持っ…

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ブギーナイツ

ブギーナイツ 70年代後半の米ロサンゼルス郊外。 ディスコで皿洗いをしている17歳の高校生エディは、 ポルノ映画監督にスカウトされ、瞬く間にスターへとのぼりつめる。 何のとりえもない屎野郎め!と親からさえ罵られた青年が、 稀に見る巨大な一物を武器にポルノ界のスーパースターに登り詰めていく様は、 滑稽であるが痛快でもある。 ただ1つの武器が起たなくなり、 ポルノ界のスターから薬中に転落する描写は見ていて辛いものがあるが、 希望が持てるエンディングなので鑑賞後の感じは悪くない。 おすすめ。 青年のステップアップしていく様とポルノ業界の盛衰をストーリーに上手く折り込んでおり、 時代の雰囲気を楽しみながら鑑賞できる点が良い。 オープニング、宙をさまようカメラが地上に降り、クラブの扉を抜け店内を映し出す。 このカメラの動き1つで観客は70年代の雰囲気に包まれる。 よく知らないけど、懐かしさを感じる70'S。 バート・レイノルズやヘザー・グラハムなど役者たちの生き生きとした表情が素晴らしい。 ポルノ映画監督のバート・レイノルズは特にハマリ役で、 ポルノ映画の最盛期の狂乱とフィルムがビデオにとって変わられていく物悲しさを上手く演じている。 時代の空気を封じ込めた楽しい娯楽作品だ。 ・ブギーナイツ / サントラ / サントラ2 ・ポルノ・スター ロン・ジャーミーの伝説 …

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コンスタンティン

コンスタンティン なんかぱっとせん映画ですなあ。 個性的な主人公、神と悪魔ときて、これほどぱっとせんものが作れるとは、驚きじゃけの。 これ真っ暗な劇場で見てたら後半、寝てたな。 キアヌ・リーブスが主人公のはずなのに、どうも影が薄い。 まあヒロインのレイチェル・ワイズの出番がけっこう多いからっていうのもあるだろうけど、 なんちゅうか、 必死さというか情熱みたいなものがまったくないんですね、コンスタンティンには。 肺に末期の腫瘍があってもうすぐ死ぬ。 自殺したことがあるので、死んだら地獄に行くこと確定。 地獄には今まで退治してきた悪魔っていうんですか、そういうのがうじゃうじゃいる。 どうしても地獄には行きたくない。 悪魔祓いして神様に点数稼ぎ。 この映画は、悩んだりもがいたり苦悩したりっていうところはまったく描けてない。 というか、描いてない。 だから、えらいこいつ冷めとるなあってなもんで、 コンスタンティンという人物に魅力を感じないし、人間味もない。 まあ一応、必死ですよみたいなシーンはあるんですけど、 キアヌの低い演技力のせいか、 それとも、 監督の演出力のせいか、脚本のせいか響いてこない。 設定はすごくおもしろいのになあ~。もったいない。 ってことで、 あとはジョンが何しても、ああそうか~、ほお~って感じで、わしの心は冷めたまま。 最後の…

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悪い奴ほどよく眠る

悪い奴ほどよく眠る そうだよなあ~。 悪いやつってのも種類がある。ランクね。 下っ端はあーだこーだと寝る時間を削って動き回らなきゃいけない。 一番悪いやつは、電話でちょこちょこっと指示して、ぐっすりお休み。 この映画では、一番の悪党であるはずの親玉は姿はおろか声さえも表に現さない。 ま、復讐ものですね。 公団と建設会社の癒着にからんだ話。 大企業と公団を相手に復讐に燃える一人の男、三船敏郎。 侍じゃない三船もなかなかいいもんです。 復讐のために、悪になろうとする三船ですが、なりきれない。 飛び降りでぐちゃぐちゃになった父親の死体の写真を見て、 復讐の炎が消えないように頑張ってきたんだけど、 戦略で結婚したはずの相手に惚れちゃってね、非情にはなりきれなかった。 もう少しってとこまではいくんだけどな。 対称的に三船が結婚した娘の父親、公団の副総裁ね、まあ中悪党ぐらいですね、 これが溺愛している娘も平然と利用しちゃったりするわけ。 この対比はけっこうおもろかった。 息子が父親のマイホームパパぶりをみて、つぶやく。 そんなに悪党には思えんがなあ。 息子はどら息子なんで、 父親がなんか悪いこと、汚い仕事に手を染めてるのはなんとなく感じるのだが、 妹をかわいがっている姿からは、いまいち想像できない。 それが、自分や組織が危ないとなったら、迷わず娘に対して一芝…

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県警対組織暴力

県警対組織暴力 悪い奴ほどよく眠るとはこのことだ。 まあ結局、巨悪っていうのは倒れない構造なんですねえ。 実際、今話題の鉄筋抜きマンションの問題も、一番の悪玉は登場してないんじゃないかなんて。 菅原文太はある県のしがない一刑事。 ある県って思いっきり広島な雰囲気ですけど。 そこでは、二つの暴力団がぶつかり合ってるわけです。 松方弘樹の組に文太は肩入れしてんですね。 松方の人間性に惚れて、情報を流してやったり取引したり、ほとんど極道みたいな刑事。 ダーティ文太。 まあそれで、抗争とかもあるけど、それなりに平穏な街だったのだが、 石油コンビナートの建設予定地の利権争いにからんで、ごたごたしてくる。 相手の組が議員や警察の偉い人とかとつるんでね、邪魔な松方弘樹の組をつぶしにかかる。 両方の組にいい顔する議員に、あっののぅ~金子信雄。胡散臭いです。 そして松方つぶしのために送り込まれてくるエリート警部補に梅宮辰夫。 正義の旗印の下、容赦なく松方つぶしを決行していく梅宮になすすべなしの文太。 警察でも孤立していき、松方との信頼関係もくずれさった文太のもとに電話が、、、、。 まあ結末は怖いっちゃ怖い。 大きな悪の流れの前では、小さな男の仁義などなきに等しい扱いを受ける。 見所となるシーンがけっこう多いです。台詞も気が利いててオモロイ。 川谷拓三を文太とチョメチョメ山城新伍…

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エレクトリック・ドラゴン 80000V

エレクトリック・ドラゴン 80000V 55分のモノクロ短編映画ですが 10分ぐらいでおさまるんとちゃうか~っていうぐらいの内容やった。 音圧がすごい~。 変わった奴が二人おって、 うおおおおおおおお!!、貧弱、貧弱ゥ!、ふるえるぞハート!燃えつきるほどヒート!! という感じで戦うだけの話。 二人が激突する場面が早く観たいのに、なかなか二人は出会いません。 はよ、戦ってくれ~!って思いながら観てた。 ちんたらやってないでさっさと本題にはいってほしかったな。 浅野は子供の時に電線で感電し帯電体質になり今は爬虫類専門のペット探偵。 ギターをこよなく愛している。 永瀬正敏は雷が直撃して帯電体質になり今はアンテナの修理をやってる人。 仏像みたいな仮面を顔半分に装着している。超人VS超人って感じ。 現在の邦画界では共にかかせない二人の共演映画。 彼らはどんだけ映画にでてるんや、というぐらい出演作がどんどん発表されるが、 どれもメジャー映画というよりは、アート系な雰囲気を持つものばかり。 雑誌やCMでは良く見かけるがテレビにはほとんどでない。 知名度からいえば圧倒的にメジャーな存在でありながら、 アーティストっぽいイメージをかもし出しているという不思議な人達。 まあ嫁さんが凄いからなあ。キョンキョンにチャラだもんな。 永瀬さんは離婚しちゃいましたけど。 今回、永瀬…

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ブロウ

ブロウ のほほんとしていた時代背景があるとはいえ、 こんな簡単に麻ヤク王になれるのかよって、ある意味衝撃的なお話。 60~70年代ってキラキラした黄金みたいな良い時代だったんですなあ。 貧乏は嫌だぜという青年がたまたまラッキーを手にしてビジネスに成功したが、 その後には転落、家族崩壊という道が待っていたという話を 主人公ジョージ・ユングの伝記風に見せてくれる。 そう、これは麻ヤク王映画ではない。 ギャング映画のような派手な抗争もなければ、犯罪の血なまぐさい空気も薄い。 幸せを手に入れるために、たまたまドラッグを手段に選んだ男のパーソナルなドラマ。 家族の幸せって手に入れるのは大変なんよなあ。 映像はきれいやし、ヒッピー文化満載のサウンドとファッションが良い感じやし、 ジョニー・デップの服装、外見の変化も楽しめた。 結構楽しめましたわ。まあ、そんなところやね。 ・BLOW/サウンドトラック ・ブルースポーター / BLOW―ブロウ ・パブロを殺せ―史上最悪の麻薬王VSコロンビア、アメリカ特殊部隊 ・ドラッグの教科書 ・TSUTAYA DISCAS

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『修羅雪姫』を見た【映画】梶芽衣子主演、復讐のため修羅となった激しく美しい女のバイオレンスアクション

修羅雪姫 死んでいた~朝に~、弔いの雪が降る~。 これ見たらキル・ビルがよくわかった。 クエンティン・タランティーノって修羅雪姫がやりたかったんだなあ。 刀で斬りつけてふっとぶ腕、噴水のごとく飛び散る血糊、復讐。 細かいテイストは完コピできてます。 しかし、さすがはオリジナル。 殺陣とかは非常にしょぼいが、面白さではこっちに軍配かな。 古い映画なんだけど、妙に新しく感じてしまう。 途中で漫画が挿入されていたり、話の構成がモダンに感じた。 もうとにかく雪役の梶芽衣子の目力がすごい。 復讐のために産み落とされた鬼子ですよ。 4人、敵がいて1人は雪の母親がうらみをはらしたがつかまっちゃって、牢に入っちゃう。 これじゃあ、あと3人に復讐できないつって、 看守とセックスしまくって、子供を産み落とす。それが雪。 そして雪に復讐を託すというものすごい話。 獄中で生まれた雪は別に罪人じゃないから、しゃばにでるわけです。 そして地獄のトレーニング。 復讐のために剣を仕込まれる。 師匠役がマモー西村晃。元旗本の坊さん。 真剣で斬りつける西村、空中でかわす雪。 着物だけが真っ二つになり、雪は全裸になってしまう。 そんな雪を満足げに見つめる西村、みたいなわけわからん訓練シーンもあります。 そして美しく成長した雪は傘に仕込んだ刀で復讐を決行していくのだった。 因果応報!…

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ブラックホーク・ダウン

ブラックホーク・ダウン これって実際の話を元にした映画なのな。 しかもけっこう最近の出来事じゃん。 戦争映画って片方を悲劇的に描いて感動を引き出すタイプのものと、 戦闘シーンをたんたんと冷静に描くことで何かを伝えるタイプのものがある。 これは後者やねえ。 もう、どつぼにはまっていく様をこれでもかこれでもかとやっていくのよ。 なんともいえない焦燥感。 「どうしょうもない感」を見事に描いた映画。 監督のリドリー・スコットは「ただ事実を描きたかっただけだ」と言ってるらしいね。 そうは言っても視点はアメリカ軍側にあるわけで、 アメリカ兵がわらわらとわいてでてくるソマリア人をゾンビ退治よろしく撃っていく、 っていう絵になってるわけで。 まあこれはこれでいいと思う。 視点を一つに固定することで、 注意が拡散されて印象が薄くなってしまうことを避けることが出来る。 最後に死傷者の数が字幕ででるのだが、 米軍の死者数にたいしてソマリア人の死者の数が桁違いに多いのに愕然としてしまう。 アメリカを露骨に英雄化する描写はなかったけど、 長時間部隊の侵攻を見せられてアメリカ軍に感情移入してしまいそうになるね。 あ~、まあでも、感情移入はしないか。 そこまで強くアメリカ軍に入れ込むってこともないな。 アメリカ軍視点であるのに、

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レクイエム・フォー・ドリーム

レクイエム・フォー・ドリーム これは精神的にへこむわ。 映画の内容にへこみ、 お金を払って気分が悪い映画を見たということにへこみ。 ダブルパンチです。 こういう感覚になったのは久しぶりやわ。 映像的に凝ってるし最初は、なかなかいいねとか思ってたんだけど、 話が進むうちに徐々に気分が悪くなり、 中盤、精神的に凹んできて後半は拷問でもうけてるのかと思う程の苦痛を感じた。 一刻も早く終ってくれやと思ったなあ。 救いもなけりゃあ、希望もないエンディングを迎えて映画が終った時、 早くこの忌まわしい場から立ち去って太陽の日を浴びようと思い、 更には脳みその防御機能が発動して 「ミナカッタコトニシヨウ。ミテナイミテナイ。コンナエイガシリマセン」 と記憶からこの映画の存在を消そうとする始末。 あはは、どぎついぜ。 嫌がらせに近いもんがあるなあ、この映画。 幸せな未来を夢見てドラッグの中毒になり、破滅していく姿を描いてる。 破滅に向かってレッツゴーですよ。破滅へのカウントダウンですよ。 ひとかけらの希望もない。 フィクションでありながら現実を見せられているような感覚。 これはジャンキーが転落していくのを傍観するだけの映画ではないね。

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