アヒルと鴨のコインロッカー

アヒルと鴨のコインロッカー


アヒルと鴨のコインロッカー


人気作家・伊坂幸太郎の「アヒルと鴨のコインロッカー」の映画化作品。

なかなか楽しめましたね。

最初の30分ぐらいは、ほのぼのおふざけ映画かなあとぼんやり見てた。

広辞苑」と「広辞林」を間違えた意味、

本棚から消えた教科書の謎とか、

どんなほっこりオチがつくのかなとぼんやり見てた。

それがさあ、どんどん話が重くなってきて、

最初の軽さから最後の重さの落差がすごくてね、

緩急が効いてて、ああミステリー映画を見たなあという充実感があった。

まあ、気になるところはいっぱいあったんすけどね。

あんまり内容のことを書いてしまうと、

すぐモロバレしてしまいそうなのでやめときますがね。

まあ、この仕掛けを知っちゃうと面白さが80%ぐらい減するからなあ。

細部が嘘くさいのがちょっと気になったわけです。

ペットの犬や猫を虐待する事件ってのが出てくる。

その犯人たちの安っぽさ。

ペラペラ感が全開です。

犯人の3人組が、ハローバイバイと巨乳の東真彌がやってたんすけど、

もうちょい人間味を感じさせるような描き方でもよかったんじゃないかと。

あれでは、まるっきり絵空事で、

マンガに出てくる悪人ってかんじでリアルさがない。

犯人も嘘くさいのだが、犯行を目撃した関めぐみの行動も嘘くさい。

早く警察行ってよ。

目撃したそのときに通報をなぜしない?

ブータン人が不法滞在してるから、とかなら分かるのだが、

別にそんなふうでもなかったしなあ。

わざわざ自分から危険に身をさらしてる。

そのへんは原作ではどういう処理をしてたのかなあ。

警察には当然、通報したけど取り合ってもらえず、

それなら自分でなんとかするってかんじの展開なら納得するんだけど、

最初っから警察に言わないんだもの。

だからあのボーリング場のシーンがあまりぐっとこない。

そこが惜しいんすよねえ。

この話の肝である、大仕掛けの部分はどんだけ嘘くさくてもいいと思うんすけど、

そのかわり細かい部分にリアリティっていうかほんとうっぽさを織り込んどいて欲しいんすよ。

全部が全部、フィクション臭が強かったら、話が締まらない。

ボブ・ディランの使い方も、あんまりピンと来なかったな。

まあ、でもミステリー小説を1本読む感覚で見れば、たいへん楽しめると思うよ。

キャストは瑛太関めぐみ濱田岳

この3人が主要キャラで、あと他には松田龍平大塚寧々とかも出てます。

お笑いのハローバイバイの関暁夫をキャスティングするんなら、

隣の偽ブータン人役は、シャンプーハットのてつじにやってもらったらよかったのにねえ。

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