2005年11月14日

ガス人間第1号

ガス人間第1号




ガス人間第1号


題名がちょっとあれなんで、あれな映画みたいに見えるんだけど、

最初はクライムサスペンスな雰囲気。

続発する銀行強盗。犯人は謎。どのように犯行が行われたのかさえわからない。

あやしい車が、ある屋敷の近所で乗り捨てられたことから、

刑事三橋達也は日本舞踊の家元八千草薫があやしいとにらむ。

なんつうか、怪しい車を追跡する三橋達也の目つきが怖い。ギラギラしてる。

銃をぶっ放したくてたまんねえぜ〜っていう目つきなんだな。

新作舞踊の発表会のことしか頭にない八千草薫。

すかしてやがるぜ。

その捜査が前半。

解決したかに見えた事件がガス人間登場によってひっくり返されるのが後半。

それからは、ガス人間にされた男の苦悩、成就しない恋に話の焦点が移っていく。

まあ恋だ愛だといっても、お互いに一方通行みたいなところあります。

ガス人間は好きだからというだけで、銀行強盗でゲットした金を貢いでるわけ。

クラブのママを口説こうとして横領した金を貢いでいるおっさんみたい。

八千草薫は舞踊のことしか頭にない。

落ちぶれた自分の流派の再興をどうにかしてなしとげたい。

愛は不確かだけど、金はしっかり貰うというスタンス。

お互い好きあっているわけでもないなあ。

謎である。

まあ、そこがまたガス人間の悲しい部分でもある。

マッドサイエンティストの実験でガス人間に改造され、

好きになった女にも金づるとしか思われていない。

それでも女を愛そうとする。

ディオみたいに、人間やめます宣言をして自ら人間を辞めたのであれば、

諦めもつくんだが、パイロットを目指して挫折したという弱い部分を突っつかれて、

実験内容もよくわからないまま人間廃業させられていた。

自暴自棄ですな。

しかも最後は爆発ですよ。

警察の最終作戦、ガス人間もろともガス爆発させる作戦で。

巻き添えを気にせず会場にガスを充満させる警察の偉い人。

私が責任を取るってどうやってとるねん。

っていうかこんな作戦ダメでしょ。

新作を最後まで舞って満足したのか、もうこりゃダメだとかんねんしたのか、

やけくそなのかわからんが、八千草薫がライターで着火。

そんでファイヤー。

哀れガス人間、さよならガス人間。

題名から色物的な映画に思えるが、なかなかナイスな深いヒューマンドラマです。

人間って謎ですね。

特撮は円谷英二なので、映像の出来は今見てもいい感じ。

セットがよくできてんだ、これが。

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