
妹の恋人
これは、よくできてる。
うーむ、よかった。
若いときのジョニー・デップが見れる映画ということで、
GyaOで見たんすけど、ジョニー・デップ
まあ、若いジョニー・デップは、すっごい美しくて、
美少年、いや、美青年で、そっちも大満足ですけどね。
ジョニー・デップは脇役。
メインは、エイダン・クイン
片田舎で自動車整備士をしている兄。
妹は精神を病んでて、兄貴は妹の世話のことで頭がいっぱい。
妹は一人で外出するとシュノーケルつけて交通整理するなど奇行でお騒がせ。
施設にいれたほうがいいのかと考えているときに、
妹が友人との賭けポーカーに負けて、奇妙な青年を家に泊まらせることになる。
その青年がジョニー・デップ。
バスター・キートン
パンにフォーク刺してダンスさせたり、
帽子を拾おうとすると帽子が逃げていくパフォーマンスしたり、
ちょっといかれてる。
パンにアイロンかけるしさあ。
でも意外とおいしそうだよね、アイロンがけされたパン。
あいつちょっと変わってるって言われるような青年なんすね。
そういう青年が転がり込んできて、兄と妹の関係にどんな変化が起きるのかっていう話。
見始めて、すぐ思ったんすけど、
この妹って病気でもなんでもないんじゃないのって。
自分が天才じゃない、なんの才能もないことに苛立って、
凡人であることを認めたくないがために、奇行にはしるっていう、
まあ中二病みたいなものだなって、思ったんすね。
兄貴もこんなのにいちいち付き合わずにほっとけばいいのにって。
お笑い芸人にでもなって、TV出ておもいっきり奇行を披露してやれば、
こんな病気はすぐ治るんじゃないすかみたいな。
病気ですらないよと。
そんな感じで見てたんすよ。
そしたら、話はそんなに単純ではなかった。
病気だったのは兄貴のほうだった。
兄妹の親は、二人が幼いときに自動車事故でいっぺんに亡くなってるんすね。
これは子供にとってそうとうなショックですな。
一時的に精神が不安定になるのは当たり前なんすけど、
時間が経っても、なぜ妹が精神的に不安定なままなのか。
それは兄貴がそう望んでいるからなんすね。
両親が亡くなったことのショックから目をそらすために、
兄貴は妹を使ったわけ。
精神的に不安定な妹の世話をする兄という役を演じ続けることで、
やりすごしてきたわけ。
デートに誘われても、いや、妹の面倒を見なきゃいけないからとか、
なにかと言っちゃあ、妹をだしにして、自分の人生を自分で考えることを避けてきた。
妹を病気にしていたのは兄だったんすよ。
お前は病気だと言って、家に閉じ込めてね。
病気の妹というカードを使い続けてきた。
ジョニー・デップ
彼女は病気じゃない、普通だよと。
それを認めるのが怖いんだろと。
誰かのせいにせず、自分で自分の人生に向き合うのが怖いんだろと。
傍から見れば、精神的におかしな妹を献身的に面倒を見る兄なんですよ。
でも実際はそうじゃない。
文字もろくに読み書きできない普通じゃないといわれるジョニー・デップが、
ずばり真実を指摘する。
妹は病気じゃない。
それはあんたも分かってるだろって。
彼女に必要なのは世話ではなく、自由だと。
いやー、これはよかったわ。
病気の妹と兄みたいな単純な話なようで、実はちょっとひねってあって、
それを小難しくなくさらっと撮ってある。
どうなることかと思ったけど、ほほえましいラストをむかえるし、よかったよ。
ジョニー・デップ
ロンゲでかっこいいんだ。
それにもう一人若いといえば、
この人どっかで見たことあるなあと思ったら、ジュリアン・ムーア
兄貴とちょっといい感じになる、女優を諦めて田舎に帰ってきたウェイトレスの役で出てた。
これは拾い物な一品。
サントラBenny & Joon: Music From The Original Motion Picture Soundtrack
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