
11人いる!
かなりお買い得な作品です。
「ポーの一族
宇宙大学の最終テストは、
1チーム10人で宇宙船白号に乗り込み、53日間生き延びること。
しかし宇宙船には11人いた。
誰が11人目なのか疑心暗鬼の中、様々なトラブルが受験者を襲う。
密室SF劇としてサスペンス満載短編「11人いる!」。
閉鎖空間でのサスペンスとは打って変わって、
受験者の一人だった王さまの国での覇権争いというスケールの大きな王朝絵巻物「続・11人いる! 東の地平 西の永遠」。
お次は軽い感じのギャグショートショートの「スペース ストリート」です。
この3本と、最後になぜか中島らも
かなり満足度高し。
「11人いる!」は、最後はなんだそりゃあ〜とけっこう肩透かしというか、
まあ、そうか、そうだなっていう意外でもなんでもない結末で、
あっさり終るんだけど、試験の過程がおもしろいんだよなあ。
いろんな星から来てる11人が、いろんな考えをもって受験しにきてる。
考え方も育ちもなにもかも違う11人のさぐりあいがね、楽しい。
直感力の特殊能力の持ち主、主人公タダの過去の記憶が話しにからんできて、
ミステリアスな雰囲気を盛り上げる。
誰が味方か敵かわからない密室で、絶体絶命の状況をどうやって打破するのかっていうおもしろさ。
キャラクターも個性的だけど、なんといってもフロルがいいね。
男でも女でもないっていう萌え萌えキャラ。
やっぱフロルは人気あるだろね。
中島らも
フロルの魅力を語ってます。
タダの好青年を絵に描いたようなまっすぐさも好きだけどね。
タダとフロルの恋愛の進捗も気になる感じなんだわ。
「続・11人いる!」では、新婚旅行みたいにいちゃいちゃする二人になってんだよ。
なんか読んでてニヤニヤしますねえ。
「続…」のほうもけっこう好きなんすよ。
「11人いる!」から続けて読んだら、かなり雰囲気違うなあと面食らうけど、
権謀術数渦巻く王位争いもスリルあって好きだね。
密室劇・時代劇・ギャグとタイプの違う話が収録されていてお得感のある文庫です。
おすすめ。
アニメ版 11人いる!
NHK実写ドラマ版 11人いる!
「11人いる! / 萩尾望都」






