『スパイナル・タップ』を観たんだ【映画】架空のロックバンドの全米ツアーに密着取材した設定のフェイクドキュメンタリー、ロブ・ライナー監督デビュー作



落ち目になってるイギリスのバンド「スパイナル・タップ」の

全米ツアーに同行して撮影されたドキュメンタリーという

体のモキュメンタリー映画です。

いやー、けっこうよくできてます。

フェイクって言われずに見たら、

こういうバンドが実際にいるのかなと

普通にドキュメンタリーとしてみてしまいそう。

それもそのはず、

実際の70年、80年代に活躍したバンドのエピソードを

もとにした出来事が描かれているんだから、

妙なリアリティがあるのも当然ですね。

バンドあるあるでできてる映画。

うわー、これありそうみたいな出来事の連続。

スパイナル・タップはメインメンバーが2人で

60年代はマッシュルームカットで

ビートルズみたいなアイドル歌謡やってたり

70年代はヒッピーブームでピースな歌やってたりして

メンバーチェンジをいろいろへて今はハードロックとか

音楽的に変遷があるっていうね。

リアルだなあ。

ドラマーがなぜか不幸な事故死をとげてしまうっていうのも

なんかのバンドのエピソードでありましたっけ?

かつての人気はなく、観客動員が減ってて

大きなハコでライブできない。

次作のアルバムはジャケット写真が女性差別にあたると

発売中止寸前。

苦肉の策で真っ黒で何もうつってないジャケットにして

発売するけど、あんまり売れなくて

ストアイベントしても告知がうまくいってなくて

ファンが一人も来ないとか。

ボーカルの彼女がしゃしゃり出てきて

バンドがぎくしゃくするとか、バンドあるあるだなあ。

そして、なんと日本にも来るんだよ。

アルバムも売れない、ファンも少ない、

ろくなステージをブッキングできない、

メンバーが抜けて音楽性も迷走で落ち目も落ち目なんだけど、

なぜか日本のチャートで上位にランクイン。

そして日本ツアーする。

これも洋楽バンドあるあるじゃないすか。

本国じゃもう終わった扱いのバンドが

なぜか日本で大ブレイクして人気みたいな。

日本はなぜかハードロック/ヘビーメタルが今でもうけるんだよなあ。

ハードロックが音楽の主流だった時代に青春を過ごした人とか、

HRHMが好きでよく聞いてる人とかは、

あ、これあのバンドのことだって

ニヤッとなっちゃうんじゃなかろうか。

映像の雰囲気もリアルなんだよ。

この映画が1984年の映画なので、

リアルもくそもなくて、そりゃ80年代の映画なんだから

70年代後半から80年代の空気が出てるのも当たり前なんすけどね。

けっこうまじめな出来なので

もっとわかりやすいコメディが見たいっていう人には

退屈だと思うけど、けっこうよかったよ。

劇中で演奏される曲もそれっぽい感じの曲ばかりで

よくできててよかったし。

売れなくて音楽的に迷走しだすっていうのが

一番おもしろかったですね。

ボーカルの彼女が占星術かなんかにはまってて

メンバーに12星座をモチーフにした衣装を着せようとしたり、

リードギターが、ストーンヘンジのでっかいステージセットを

提案したら発注ミスでミニチュアのストーンヘンジが出来上がり、

コミックバンドみたいになっちゃったり、

メンバーが抜けてフリージャズみたいな音楽をやったら

数少ないファンにそっぽむかれてしまうとか、

売れなくなって迷走して

何がやりたいのかよくわからないみたいになるバンドって

よくあるからほんとリアルで笑っちゃったなあ。

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