『夢千代日記』を見たんだ【映画】吉永小百合主演の人気TVドラマの映画版



生と死の物語を描こうと思うと性と詩になる。

吉永小百合の代表作ともいえる夢千代日記。

なんかもともとテレビの連続ドラマらしいですね。

それの映画化作品ってことなので、

よっぽとドラマの人気が高かったんだろなあ。

なかなかおもしろかったです。

ドラマのほうは見たことないので映画だけなんすけど、

舞台が兵庫県の温泉で芸者の置屋とか、

旅役者とか、ストリップ小屋とかさ、

そういう旅情っていうか、

にぎわう大人気観光地じゃなくて、

昔ながらのひなびた味わいのある温泉町の佇まいが

いい感じでさ、それでもう楽しいっていうね。

最初の列車が橋を渡っていくとこですでに旅気分が盛り上がる。

これから映画の舞台となる町、

映画の中に入っていくっていう気分になる。

なのであとはもうそこで展開する人情エピソードに

身を任せるっていう感じで

楽しめましたね。

まあ、細部はけっこういい加減というか、

どうなんかなっていうのもあるんすよ。

列車からの飛び降りで、

女性が手を合わせて落ちていったのを

吉永小百合が見てしまうのだが

あの状況でどうやったらそこまで見えるのかな?っていうのとか

北大路欣也が逃げてる理由が

それ単なる事故じゃないのか?なぜ逃亡?みたいな。

まあ、ポエムなんすよ。

きっちりリアリティのある描写ではない。

それぞれのエピソードは詩的にポエムな感じで描かれてますね。

吉永小百合が死ぬというラストにむかって、

温泉町で生きる芸者たちの

生きる、生とはというドラマが展開していくのだが、

生とは性であるというドラマなんすよ。

ストリップダンサーはまな板ショーで本番をやらされる。

余命少ない高名な老人画家が

芸者を見初めてモデルにするために身請けする。

芸者を裸にひんむいて、

これだこれだと生命の美しさに創作意欲が復活し絵を描きまくる。

そして最後は腹上死です。

またある芸者は贔屓客の子供を身ごもる。

その客の妻は子供ができないからだで、後継ぎが欲しいから

かわりに産んでくれと。

妻子ある男との恋愛に悩んで入水自殺をはかるやつもいる。

生と死は性と死でもあるってわけやね。

死期が迫った吉永小百合は好きな男に思い切り抱かれることで

生きた証を残そうとする。

まあなんていうんすかねえ、そういうドラマですかねえ。

吉永小百合は原爆症で白血病になっちゃうんすけど、

最後、ピカが怖いといって錯乱して亡くなっていく。

温泉町の芸者さんの色恋ドラマでもあり、

シリアスな戦争、原爆の暗い影を感じさせるドラマでもありました。

予告編
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