『ユリゴコロ』を見たんだ【映画】沼田まほかるのイヤミス小説を吉高由里子主演で映画化したミステリー



ミステリー小説の映画化。

ユリゴコロっていう題名だから

てっきり百合もの、

女性と女性がどうこうなる恋愛ものかと

勘違いして見始めたんすけどまったく

そういう話じゃなかったです。

ミステリ小説の映像化って難しいっすね、やっぱ。

文字で描写されてると

あんまり気にならないことでも

映像で見せられると

不自然極まりなく見えてしまうので

よっぽどうまく映像を作らないと

お笑いムードになっちゃう。

この映画でも殺しのシーンがギャグみたいで

なんか笑っちゃう感じなんすよ。

段取り演技っていうかね、

コントみたいな感じに見えて

ちょっときつかったなあ。

音楽を弦楽器とピアノでやって

厳かな雰囲気にしようとしてるんだけど

やってることがお笑いコントみたいなので

どうも入り込めなかった。

鉄の溝蓋で子供が首挟むとかさ、

あんなのコントにしか見えない。

わざわざ首をはさみにいってるようにしか見えないし。

階段から蹴り落とすシーンも

おんぶしてくれのやり取りが

唐突すぎてコントにしか見えないし、

調理場でフライパンで撲殺するシーンは、

パコンパコンと軽いたたく音で

プッて思わず笑ってしまった。

主役の松坂桃李がときどき精神不安定になる

演技をするんだけど

あとあと分かる出生の秘密の説明のための

異常者演技なので、ちょっと笑えちゃうんすよ。

両手包丁で肉をトントンしてミンチにするシーンとか

やりすぎで笑えるシーンにしか見えない。

別にいらんでしょ。

子供が白目むいて異常者演技するのも笑っちゃう。

文章で説明されていると

違和感なくても映像で見せるとこと

見せない部分をうまくやらないと

安っぽくなっちゃうんだなあ。

それと文章で人物の内面の

心情を長々と説明するような部分を映像化すると

役者の人の表情の演技を見せるだけ

みたいな平板な映像になっちゃう。

これも見ててなんだかなあって思っちゃう。

だからといって、

心の中のイメージ映像を見せられても

そこだけ浮き上がってて違和感あるしなあ。

くっつき虫が大量に落ちてくる中のベッドシーンとか、

なぜここだけイメージ映像?みたいな。

あと意味ありげな表情をする人たち

ばっかりになっちゃう問題もあるなあ。

自然な話として見えない。

どうでもいいモブキャラは適当に映して、

のちのち重要になってくる人は

意味ありげに映す。

突然木村多江があらわれて、

こりゃなんかあるなって、あれ不自然すぎるだろ。

ああ、これは後で何かあるなって思っちゃう。

あとあとのための伏線はってる映像だなって

思えちゃって、ただの段取りに見えてしまう。

ミステリって映像化に向かないんだな。

あとのネタばらしのための

段取り映像に見えてしまって

今、現在の映像に集中できなくなる。

トリックや謎解きに主眼を置いた本格ミステリーほど

映像化には不向きなんだなあ。

ミステリでも映像化向きなのは、

旧家の因縁とか怪奇ムードを楽しむタイプ、

横溝正史とかなのかもなあ。

市川崑の金田一耕助ものとかは

謎解きとかどうでもよくて

あのドロドロしたムードがよくて

楽しめるって感じのつくりになってるから

いいんだろね。

予告編


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