『パラノイアだけが生き残る 時代の転換点をきみはどう見極め、乗り切るのか/アンドリュー・S・グローブ』を読んだ【読書】インテルの伝説的CEOが語る変化の乗り越え方



てっきり心理学か自己啓発系の本だと思って

手に取ったんすけど、

ビジネス本だったです。

インテルの会長が1996年に書いた回想録というか

備忘録というかビジネス本という感じ。

インテル入ってるドゥンドゥンドウンドゥンで

おなじみのあのIntelです。

PCのマイクロプロセッサー市場で

ダントツのシェアを誇るっていうか、

プロセッサってインテルかAMDぐらいしか知らないんすけど

他にあったかなぐらい

プロセッサといえばインテルっていうイメージなんだけど、

昔はメモリーが主力商品だったらしいです。

メモリー市場で日本企業が驚異的な性能と低価格で

シェアを奪ってきて

どうにもならんとなったときに、

メモリー事業から完全撤退して

プロセッサー事業を主力とする経営判断をした。

それが成功して今のインテルがあると。

その決断のことについての本ですね。

それまでの状況を一変させるような

大きな変化を「10X]と表現してて

その10Xがおきたときにどう対応するのか。

インテルはメモリーからマイクロプロセッサーへの主力切替で

10Xを切り抜けた。

なぜ生き残れたのか。

その理由をあれこれ分析してます。

パラノイアだけが生き残るっていう題名はそこからきてる。

超心配性の人間だけが、

10Xの変化を乗り越えられる。

過去の栄光やしがらみに安住して、

現状の把握を怠るようでは

技術の栄枯盛衰が激しいシリコンバレー業界のなかで

生き残っていくのは難しいみたいです。

変化にうまく乗れなかった企業がどんどん消えていく。

インテルだってこの先どうなるかはわからないわけで。

最近CPUの脆弱性問題がニュースになってて

なんだか雲行きあやしいみたいですね。

この本でも書いてたあったけど、

過去にもチップのバグが見つかったときの対処を間違えて

4億7500万ドルの損失をだしたこともある。

今回はどうなるかな。

CEOが自社株売ってたとかもあって

大事に発展しそうな感じもするけど。

インテルをメモリー市場から撤退させるほどだった

日本企業だって今の現状はお寒いかぎりだし。

10年とか20年でまったく変わっちゃう。

ただ、超心配性だからといって

必ず変化を乗り切れるわけじゃないのが難しいとこですね。

ビジネスを起業すんのも大変、

変化に対応して持続するのも大変。

結局、現状把握をどれだけシビアにできるのか

じゃないのかなあ。

未来予測しようとしてもできないんだから。


パラノイアだけが生き残る時代の転換点をきみはどう見極め、乗り切るのか【電子書籍】[ アンドリュー・S・グローブ ]

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